Lele de bea Blog

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正岡子規 の 歌詠みに与える書

2015-09-27 | 作詩
800年前、鎌倉に暮らしていた源実朝が遺した「金槐和歌集」っていうのがあるのですが、実朝の評価を上げたのが、江戸時代の賀茂真淵、明治時代の正岡子規などです。


実朝評論読むとたいてい正岡子規のことが出てきます。

正岡子規が「歌詠みに与える書」の中で、実朝を絶賛しているのです。

「実朝といふ人は三十にも足らで、いざこれからといふ処にてあへなき最期を遂げられ誠に残念致し候。あの人をして今十年も活いかして置いたならどんなに名歌を沢山残したかも知れ不申候。とにかくに第一流の歌人と存ぞんじ候。」



ただ、この後に続く正岡子規の実朝評は偏りがあるかなぁ…。ちなみに賀茂真淵も教科書に出てきたりで名前は有名ですけれど、そんなにセンスがある人ではない…です。



ところで、先日、偶然に、この「歌詠みに与える書」が収めらた正岡子規の全集第6巻(昭和4年発行初版本)をいただいたんです。


実朝以外にも多くの人の評論をしていて、正岡子規すごい勉強家……。

面白そうなんですが、ただ、明治時代の本は言葉が今と違うので読むのに一苦労……。
現代語訳じゃないと読めん^^;