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来年度の国立大学入試

2020-07-21 21:45:44 | 大学入試
一般選抜について下記のように発表されています。

出題範囲など
 各大学が今月末までに公表します。志望する大学や文部科学省のウェブサイトで確認しましょう。COVID-19の流行による授業進度の遅れを配慮するかどうかは各大学が個別に判断して決めます。3年生で学習することの多い科目では解答する問題を受験生が選択できる形式などが考えられます。

追試験
 感染症によって「前期日程」「後期日程」を受験できなかった受験生のために、追試験が3月22日から行われます。

日程
 出願期間 1月25日~2月5日
 前期日程 2月25日から
 後期日程 3月12日以降

詳細は国立大学協会のウェブサイトで確認してください。


役に立つこと、役に立たないこと

2020-07-20 21:47:18 | いろいろ
「勉強をして何の役に立つの。」子どもたちからしばしば投げかけられる問いです。大人にとっては途惑ってしまう問いかけです。
 簡潔に答えるのもむずかしいですし、ただひとつの正解があるわけではない問題だといえます。
 「学ぶことは何のために役立つべきなのか」、「学ぶことは何かのために役立たなければならないのか」、「役に立たないこと、あるいは、役に立たないようにみえることは価値がないのか」といった疑問もわいてきます。
 実はこうした課題は、近年の日本の教育政策、具体的なところでは新しい指導要領や大学入学共通テストの内容・出題形式などともかかわっています。
 性急に結論を求めることなく、ていねいに考えていくべき課題だと思っています。

感染症の流行と読書環境

2020-07-19 13:50:38 | いろいろ
 COVID-19の流行にともなって、読書にもさまざまな影響が出ました。多くの書店が休業して、東京都は古書店(古本屋)に休業要請をしました。ネット通販で本を買おうとしたら在庫切れで入手困難という状況も生じていました。図書館も多くが休館になりました。参考文献を読むことができないために論文執筆や研究に支障が生じたという話も聞きました。
 こうした中で、『ペスト』(アルベール・カミュ)、『アンドロメダ病原体』(マイクル・クライトン)、『復活の日』(小松左京)など感染症の流行をテーマにした文学作品が読まれました。
 読みたい本を無料で宅配するサービスを実施した図書館がありました。声優が文学作品(著作権切れのもの)を朗読してネット上に公開するという活動も注目されました(「せいゆうろうどくかい」で検索できます)。
 気持ちを落ち着かせることができること、先人の知恵や努力から学べること、文学作品から生き方や人間のあり方を考えさせられることなど、読書にはさまざまな効用があります。不安をかきたてられるような状況でこそ、少しでも読書がしやすい環境が必要だと思いました。

図書館の存在価値

2020-07-19 12:29:19 | いろいろ
 公開中の映画「パブリック 図書館の奇跡」では、厳しい寒波の到来によって野宿生活も困難になったホームレスの人びとが、宿泊場所として使わせてほしいと図書館にやってきます。彼らと行動を共にする図書館職員は犯罪容疑者扱いをされることになります。この映画は、生存のための一時的な居場所としての利用を望む人たちを排除しないという役割も果たすことができるという図書館の意外な可能性を示唆しているように思います。図書館には「避難所(アジール)」としての機能、福祉的な機能があってもいいのだと思います。ちなみに、主人公である図書館職員も実は図書館によって救われた過去があるようです。タイトルにpublic(公共の、公共的な)という言葉が使われているように、図書館の公共的な役割について考えさせられる作品です。


数学の概念、方法の意義を理解する

2020-07-12 08:56:29 | いろいろ
文字を使った計算
 数値でなく文字を使うことによって、具体的な場面を離れて抽象度の高い思考ができるようになります。例えば物理学の研究で力を発揮します。

方程式
 未知数を文字で表して等式を作り(方程式)、それを手順に従って変形することによって未知数を求めることができます。

関数
 入力される数値と出力される数値との関係の法則性を表現する仕組みです。
この方法でさまざまな数値の間の関係を調べることにより、例えばものごとの変化の様子を数学的に扱うことができます。

座標
 数式をグラフ、図形というかたちで視覚化できます。逆に図形を数式で表現することもできます。

証明
 考え(命題)の正しさを論理的に明らかにする方法です。数学では重要な役割を果たしています。