ぶらり江戸散歩

はんなり日記

秋はコスモス

2014年10月18日 17時10分13秒 | 日記

秋の花で好きな花のひとつにコスモスがある。

誕生日が秋、10月のせいかこの頃の花も実も好きなものが多い。 きんもくせい、菊、コスモス、など、そして 梨、葡萄、柿、の果物も大好き。

八重のコスモスを頂いた。 普通は一重が多いが八重も華やかで綺麗。

そして 栗、 一晩水につけて、そのあと40-50分煮ます。 鬼皮と、渋皮を丁寧にむいて。 あぁ、渋皮を剝くのが一苦労でした!

でも、ひとつ丸ごと食べるのが最高に美味しい。 皮のまま半分に切ってスプーンで食べるのも良いが、ゴロッとまるまる食べるのも美味!


親子で素敵

2014年10月12日 18時22分22秒 | 仕事

この三連休の初日、お天気もまだまずまずのスタート。 

国立劇場で松本幸四郎と市川染五郎の10月歌舞伎、通し狂言 双蝶々曲輪日記、の演目を見に出かけます。久しぶりに柔らかもの、付け下げを着ました。秋の爽やかな日和です。

主人公の濡髪長五郎を半世紀ぶりに三幕通しで勤める松本幸四郎と、山崎屋与五郎・南与兵衛後ニ南方十次兵衛・放駒長吉の三役を勤める市川染五郎です。

幕が開く前に2階のロビーでしばし時間を費やし、お友達とお話をしていた。 こちらの風景、ご存知のかたも多いでしょう。 伊藤深水、や鏑木清方の日本がの美人女性の絵にもうっとり。

松本幸四郎、 市川染五郎、 親子だが声も、雰囲気も、ぜんぜん違う、しかし両人の格好良いこと! また、この演目、”双蝶々曲輪日記”がとても良かった。人情物の話で、 染五郎の3役も見ものでした。 染五郎さんの優男風の高い声がまた素敵なのです。

今日はクリーム色の付け下げと茶系の花唐草の帯で。久しぶりの柔らかものでした。 


ぜんまいに雪の結晶

2014年10月05日 12時24分42秒 | 着物

初めてのぜんまい紬、 秋田が産地として有名。 経糸に野蚕糸を使い、横糸にこのぜんまいの糸を使う。 

銀座、いち利で仕立てていただいた着物が出来上がった。 グレイブルーの地の色にぜんまいの糸が織り込まれ風合いが自然な感じで温かい。

 

あわせたのは2種類の帯。 雪の結晶の紋様の名古屋帯。これから冬に向かい、クリスマスやお正月、雪の日もありそうな季節、そんな頃にちょっとおしゃれ心を入れて。 こちらもグレイ、紫の微妙な色の地色だが意外と何にでも合わせやすいかもしれない。

そしてもうひとつの帯は京都の岡山工芸さんの染め帯、こちらは袋帯。

こちらもぜんまい紬にのせてみた。

私は染め帯、なかでも藍型が好きなのかたくさん有る帯の中から選んだのがこの藍型。 

岡山工芸は日本で初めての手描友禅での女性伝統工芸士であり、平成18年には史上初の女性友禅師「京都府伝統産業優秀技術者・京の名工」として授章された岡山武子先生をはじめ、手描友禅のスペシャリストである伝統工芸士が3名も勢揃いしています。

そんな丁寧な作業を通して作られる染め帯、 日本の伝統を守り繋いでいってほしいですね。