GPZファーストインプレ

興奮さめやらぬGPZとの出会い。

とはいえタイヤはヒビだらけだし、ブレーキは引きずりも感じられるし、サスペンションはボクの体重にはへたり過ぎてる感じで、まだまだブイブイ言わせるところまではムリ。

ひとまずはカワサキの「いいことあるカモキャンペーン」に当選したTシャツをもらいに行くついでに、近隣のカワサキ店へ出掛けてみた。

エンジンはチョークの必要もなくセル一発で始動。さすがにちょいと長めの半クラが必要だけど、そんなに神経質な性格じゃあない。いつもの調子でガンガンシフトアップして走っていくと……遅い。もうメチャ遅（笑

また、シフトチェンジの際にていねいにクラッチをつないでるつもりでも、カクン！というショックを感じる。ううむ……これは？

よくよく考えると、遅いのは単に回せてないから。このバイクはパラレルツインとは言ってもレッドゾーンは14,000回転からという高回転高出力型のエンジンを積んでいるのだ。そもそも今までのボクの所有車には10,000回転超が常用できるバイクは存在しなかった。10,000回転オーバーの世界を体験したかったのも、このバイクを手に入れた理由だったくらいだ。それが長年のクセで、ついつい低回転域ばかり使ってしまってる。これじゃイカン。

というわけで積極的に7,000回転以上を保つように走ってみると……おお！結構元気じゃん！！
特に8,000～9,000回転を境に、金属音を伴ったエキゾーストノートを響かせながらグングン加速する。どうやらこの辺からがこのバイクの美味しいところらしい。もちろん、絶対的に速いわけじゃないんだけど。

こういう走りに徹してみると、先ほどのシフトチェンジの違和感も、エンジンのレスポンスのよさ＝アクセルオフでの回転落ちの速さだったんだと気づいた。

前後16インチという今では滅多に見かけないホイール構成も、乗り手としては地面が近くてなんだか新鮮。確かに自分には小さすぎるバイクなんだけど、それが「振り回せる感」につながってて、なんだかゴーカートみたいにワクワクする。

このバイクを気持ちよく走らせるのは、なかなかにスポーツなのかも。
それもあくまで適度な、ね。

到着したお店で受けたアドバイスについては、また後日。