主イエズス・キリストの御昇天祭おめでとうございます!
聖フランチェスコは、イエズス様に向かっているまっすぐの道と、茨はあるけれど聖母マリア様が途中におられる道の二つを見ました。しかし、まっすぐの道でイエズス様にたどり着いた人はおらず、逆にマリア様がおられた道では一人の落ちこぼれも無くイエズス様にたどり着きました。
朝ロザリオの後に、聖母の連祷を唱えているとき、今日は特に「平和の元后」という言葉に大きく自分自身が反応していました。
私たちの取り巻く環境というか世界情勢は、必ずしも平和とは言い難いものがあります。すぐ近くにミサイルが落ちています。
私たちは原罪を持って生まれています。原罪の結果というものは、ここでは割愛させて頂きますが、聖人では無い限り誰しもが罪に偏りやすいのです。その個人個人の努力には限界があります。多くの人は超自然の感覚を失ったままです。
従って私たちの平和に対する努力の多くは無駄に終わりますし、主旨も変わっていくのです。しかし、本当の平和はこの世ではなく、天上から来なくては成し得ないことを理解しないといけませんし、信じなければなりません。それが、「平和の元后、我らのために祈り給え」なのです。政治や法律で解決出来ないことは、聖母が解決して下さることを私たちは信じています。まずは祈りです。マリア様を信頼して祈りましょう。