私たちの取り巻く環境は常に戦争と隣り合わせです。個々の争いが無くならないように、国家同士の戦争も無くならないのでは無いでしょうか。
戦争を抑止するためには、法律が必要だということで、憲法を変えたくないと本気で考える人もいます。聖職者の中にもおられます。しかし現実問題としてこっちが何もしなくとも相手が有っての争いです。私の身内にも戦争経験者が多くいますが、もちろん無益な戦争には反対しています。しかし家族、知人や友人を守るためなら戦うのは、当たり前だと言います。しかし、大東亜戦争以降日本は戦争に巻き込まれていません。いつ起きるか分からない戦争に労力を使うよりも、現在行われている恐るべき大量殺人に目を向けるべきです。私たちの近くではもっと大きな殺人が行われています。それは人工中絶です。
私が学生の頃は、ヨハネ・パウロ二世もマザー・テレサも生命倫理に関しては良い戦いをしました。実は私の大学の卒業論文は、人口論についてでした。私のゼミの教授は国連の人口政策を司るところの役職まで務めた人でした。彼は悲観論でもって人口抑制政策を国連がやってきたことを認めました。それは例えばアフリカで人工中絶する人に生活の保護をしたり、または健康促進と言いつつ(偽り)赤ちゃんが出来ないような体にする注射をしたのだそうです!このようなことを平気で行うのが国連なのです。
日本だけで言えば、中絶数は国連指針の家族計画以降では累計で3000万人以上の胎児が殺されていることになっていますが、実際は病院から厚生労働省に届けられている数であって実際はその数倍と言われています。
このように戦争で死ぬ人の数よりもはるかに多くの赤ちゃんが殺されています。これが現実です。カトリックの教えでは中絶された赤ちゃんは、リンボ(古聖所)に行くことになります。彼らは神様を一切知ることは出来ません。煉獄やこの世のような苦しみからは逃れられますが、天国のような完全な幸福を得ることは出来ません。
このような赤ちゃんのために私たちが出来ることはなんでしょうか。その一つとしてあるブログをご覧ください。
ファチマの聖母の会・プロライフというブログの
「マーチフォーライフ アメリカと日本」という記事をお読みください。 このような運動で少しでも私たちが神様への忘恩の償いが出来ますように。
私も仕事が無ければ駆けつけたいところです!