『ありがち日記』

「すばらしき世界」

1か月以上ぶりの映画館🎬
西川美和監督の作品だと知って観に行かなきゃ~って思っていたのですが、やっと本日寝不足の中で観てくることができたのでした(昨夜も遅くまでタイドラマ見てて💦)。いやぁ…社会の不条理な面を突き付けられて苦しい…


ストーリー:
下町で暮らす短気な性格の三上(役所広司)は、強面の外見とは裏腹に、困っている人を放っておけない優しい一面も持っていた。過去に殺人を犯し、人生のほとんどを刑務所の中で過ごしてきた彼は、何とかまっとうに生きようともがき苦しむ。そんな三上に目をつけた、テレビマンの津乃田(仲野太賀)とプロデューサーの吉澤(長澤まさみ)は、彼に取り入って彼をネタにしようと考えていた。 

13年間刑務所に入っていた三上。その前もほとんどの人生を裏社会や刑務所で過ごしてきていて、やっと表社会で仕事を見つけ生きていこうとする男を役所さんが演じています。すごく真っ直ぐな性格で優しくおちゃめな面もある一方で、「あ、この人は裏社会で今まで生きてきた人なんだ…」と思い知る瞬間もあり、その絶妙な演技は本当に素晴らしかったです。

三上という男は、この表社会の嫌な面を見過ごすことができないくらい真っ直ぐなんですよ。そんな人にとって、この社会はさぞ生きづらいだろうなって。いじめや脅されている人がいたら見て見ぬふりができぬ性格で、その上、もともと短気ですぐ手を出してしまうくらいなのに、表社会の中で生きていくために自分を抑えていかなければならない。その姿を見ているだけで苦しい。

でも、本当の三上のことを知り、理解し、手を差し伸べてくれる人たちもいて。周りの人を演じる方々、皆さん本当に良かったんだけど、中でもテレビマンの津乃田を演じる仲野太賀くん。本当に良かった!出すぎず自然なんだけど、しっかりと印象に残る役者さん。三上の生き方に触れるうちに、自分が三上のことを書いて何かを変えたいという風に考え方を変えていくのだけど、やっとというところで…。

過去に犯罪を犯して出所してきた人がもし周りにいたとして、私はその人をどういう風に受け止めるんだろうか…そういう人にとって、今の世の中は生きやすいのだろうか。また刑務所に戻る人も多いと聞くけど、それでいいのか。いろんなことを考えてしまいました。

なんか同時期に裏社会系の映画が公開されていたけれど、観られたのはこれだけでした…残念。やっぱり去年から映画館へ行く回数が減っちゃったもんな。しかし3月!毎週通ってでも観たい作品が立て続けに公開されるので、年度末でヘトヘトになりそうだけどそこを何とか行けたらなと😌 

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