公開延期となっていた本作。めちゃくちゃ待ってました!
「シビル・ウォー」と「アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー」との間の設定らしいです。姿を消していた時期にこんなことがあったとは…
ストーリー:
孤高の暗殺者ブラック・ウィドウ(スカーレット・ヨハンソン)の前に、ある日突然「妹」のエレーナ(フローレンス・ピュー)が現れる。二人は自分たちを暗殺者に仕立て上げたスパイ組織レッドルームの秘密を知ってしまったため、組織から命を狙われていた。姉妹が頼れるのは、かつて組織によって作られた偽りの家族しかなかったが、レッドルームの陰謀はこの「家族」の再会に仕組まれていた。
MCUの中で私のダントツ好きな女性キャラ、ナターシャ・ロマノフ。暗殺者でありスパイでもある彼女の生い立ちや家族関係などは謎に包まれていましたが、この作品でその謎が紐解かれていきます。
ナターシャの子供時代を演じた子、どこかで見た雰囲気だなって思っていたのですが、ミラ・ジョヴォヴィッチの娘さんなんですねー!似てるわ!スカヨハにミラにその娘さん…画的に強いですわね…😅
成長した妹、エレーナにフローレンス・ピュー。彼女もミッドサマーやストーリー・オブ・マイライフとは全然違う役どころで、でもすっごいハマっていて最高でした。好きだなー。
MCUのヒーローたちの中では生身の人間であるナターシャ。だから、他作品と比べたら派手なアクションシーンではないかもしれないけれど、全然私は気になりませんでした。生身の人間だからこそリアルに痛みを想像できたり、ハラハラドキドキ感を味わえるというか。
血のつながりはなく、暗殺者集団から寄せ集められた偽りの家族だったかもしれないけれど、確かに一緒に過ごしていた時間はかけがえのないものだよね。パパが可笑しくって…キャプテン・アメリカ意識しまくりwもっとシリアスな作品なのかと思っていたから、意外と笑えるシーンもあったのが嬉しかったです。ブラック・ウィドウのポージングにツッコミ入ったのも笑えました。
ところどころで粗いなっていう面もあったのですが、暗殺集団として訓練を受ける子供たちのことや、洗脳する男の卑劣さなど、いろんな背景を知ってからナターシャのこれまでの行動を考えると、納得できる面もあったなと思います。これからのMCU作品で彼女が観られないことが残念でならない。エンドロール後のシーンでは、ナターシャのお墓の前で、エレーナが復讐の相手としてホークアイの写真を見せられるという流れになっていましたが、これはホークアイ単体作品にも彼女が出るということが決まっているわけですよね。スカヨハが出ないことは確かに残念だけど、フローレンス・ピューもますますファンになったので、それはそれで楽しみかも。
何より久々のMCU作品(配信は別として映画館ではという意味で)。やっとこうして楽しめるようになってきたこと自体が嬉しいもんです。