かの有名な『若草物語(Little Women)』の映画版。これまでも映像化作品はあれど、こちらは割と原作に忠実な出来で、現代を生きる女性像とリンクするような次女ジョーの視点から描かれてます。
ストーリー:
しっかり者の長女メグ(エマ・ワトソン)、アクティブな次女ジョー(シアーシャ・ローナン)、ピアニストの三女ベス(エリザ・スカンレン)、人懐っこくて頑固な四女エイミー(フローレンス・ピュー)、愛情に満ちた母親(ローラ・ダーン)らマーチ一家の中で、ジョーは女性というだけで仕事や人生を自由に選べないことに疑問を抱く。ジョーは幼なじみのローリー(ティモシー・シャラメ)からの求婚を断って、作家を目指す。
本格的に新作公開な感じで嬉しい🎵公開延期になる前からずっと楽しみにしていただけあって期待も高まってたんだけど、期待を裏切らない素晴らしい作品で非常に満足!ジョー役のシアーシャ・ローナンは言わずもがな最高なんですが、4姉妹の配役が見事でした。中でも四女エイミー役のフローレンス・ピューの存在感。あの面々でよくあそこまで印象を残したなっていう。最近は「ミッドサマー」の記憶が鮮明に残っているので(笑)、花輪を頭にのせて踊り出した瞬間、デジャヴ?ってなったもんね😅
しかし私が一番推したいのはティモシー・シャラメくん!いろんなシャラメくんを堪能できたよ、良いところも悪いところも。彼のことが気になっている人は間違いなく観に行くとは思うんだけど、この役でますますファン層が広がりそう。
衣装も素敵でアカデミー賞納得。4姉妹とシャラメくんの衣装は特に、変わるたびに見入っちゃった。もう一回ちゃんと観たいなー。現在と過去の回想シーンとが頻繁に切り替わるのだけど、そのたびに衣装の雰囲気や髪型が変わっているので注目。
グレタ・ガーウィグ監督の作品はこれからも楽しみ。レディ・バードも良かったし、同年代としては応援したい。名作を映画化するにあたり、実は「なぜ今さら?」という考えがちょっとはあったんだけど、逆に「今だからこそ」突き刺さるものがあった。ジョーの生き方に背中を押してもらえる人も少なからずいるんじゃなかろうか。特に現代を生きる女性にとって。
やっと新作公開が決まってきて、通常に戻りつつあるのかな?未だ席は1個ずつ空けて座る感じだから寂しいけど、、、(そもそも人もいないけど)