『ありがち日記』

「ブエノスアイレス」

2回目となる視聴はBDで。

(製作年が1997年って!!10年以上かぁ…)

映像がデジタル処理されたのか非常に鮮明で、あの古めかしい良さ(?)が少しなくなっていたかな。。
しかし、この映画はアルゼンチンの風景も美しいし、ピアソラのタンゴもいい。
新しい雰囲気で、それはそれとして楽しめた。楽しめた?(苦笑)
だって最初に見たときの辛さが思い出されて、また見るか迷ったくらいだからね^_^;

香港からブエノスアイレスまで出てきたゲイのカップルのお話。
トニー・レオン演じるファイと、レスリー・チャン演じるウィン。
けんか別れした後、真面目に働くファイと、仕事もせずに自由奔放に暮らすウィン。
「やり直そう」というウィンの殺し文句に逆らえないファイは、ウィンを煙たく思うような素振りを見せたり
戸惑いを露骨に表わすのだけど、結局はウィンのパスポートを隠してしまったりする独占欲もある。
返せと言われても取り合わない。
そしてある日、ウィンは姿を消す…

そんな中、旅費を稼ぐため働く厨房で一緒に働くチャン(チャン・チェン)に、ファイは安らぎを覚え始める。
しかし、チャンも世界を旅する途中であり、いつしか別れの時がやってくる。
南米最南端を目指すチャンからテープレコーダーを差し出され、何か想いを吹き込んで的なことを言われる。
「悲しみを捨ててきてあげる」と。
そこに何かを吹き込むファイ。むせび泣くファイ。

このシーンが好きなんだなぁ。ファイの涙に一緒に涙する私…(ノω・、)
チャン・チェンが若くて(当たり前)、爽やかな色気を振りまく青年で、惹かれるのわかるー。

その後、ウィンからパスポートを返してほしいと電話があるも、結局会わずじまい。
一人香港へと帰って行くのであった。

ファイの部屋で一人思い出に浸りながら、ファイの毛布を抱きながら涙を流し続けるウィンに、
私はとにかく感情も揺さぶられたし、一番切なさを感じる。また涙…
なんで彼一人を置いて、ファイは帰ってしまったのだろう…救われない…
自分はチャンという新たな恋の相手ができたからといって、これまでのウィンとの関係は
そんなあっけなく別れられるものじゃないのだと思うのだけどー(´;ω;`)

ファイは、香港へ帰る前にチャンの故郷である台北の実家(屋台)を訪れ、
チャンの写真をこっそり1枚抜き取る。「会いたければいつでも会える」。

レスリー・チャンの名演技がとにかく光る作品でしょうな…
しょっぱなからトニーとの絡みシーンがあるけれども、そこからすでに画面に釘づけにされる。
たまに役の人間が乗り移ったかのように演技をする人がいるけど、まさしくそれ。
リアルなんだよなー。
若いトニーも格好いいんだけど、もともとそんなタイプではないので、そこまで感情移入もできず^_^;

やっぱり、チャン・チェンはいいなぁー。兵役前だよねー。
大人っぽいクールな役もいいけど、この時の演技はぴちぴちしてて好き。笑顔も多いしね☆

BDじゃなく、昔のバージョンでもう一度見たいなぁと思った。 


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