『ありがち日記』

「花椒の味」

地元では公開されないかも…と思っていたけど、盛岡中劇でやってくれました😁さすが、かゆいところに手が届くラインナップで我々の期待を裏切らない中劇さんです!

私のお目当ては台湾のメーガン・ライ。背が高くてきれいで、台湾ドラマも昔から観てきました👀ボーイッシュな役のイメージがあるのか、今作もそういう雰囲気で役作りされてましたね。


ストーリー
疎遠だった父ハー・リョン(ケニー・ビー)の急死により、自分に異母姉妹がいることを知ったユーシュー(サミー・チェン)。葬儀の場で、台北から来た次女ルージー(メーガン・ライ)、重慶から来た三女ルーグオ(リー・シャオフォン)と初めて顔を合わせる。その後ユーシューは、香港島大坑で父が経営していた火鍋店「一家火鍋」を継ぐことを決めるが、秘伝のスープのレシピを知らないため常連客が望むスープを作れずにいた。やがてルージー、ルーグオも手伝いに駆けつけ、三姉妹は父の味を再現すべく試行錯誤する。 

“父の死を機に初めて互いの存在を知った異母姉妹3人が、父が営んでいた火鍋店の秘伝のスープを再現しようと奮闘する人間ドラマ”なんですが、娘の立場から見たら、なんつー父親だよ…って感じでは。母親の気持ちを考えても、結婚しているのに浮気相手との間にも娘がいたということでしょ?
なんとなく納得のいかないスタート…。

娘同士、最初はやっぱり探り合いっていうか、わだかまりもあります。でも、そこは血のつながった姉妹であって、話をする中でお互い理解し合えるようになっていきます。また、自分の知らなかった父親の一面を知り、ちゃんと娘のことは大切に想っていてくれたことに気付きます。良い父親とは言い難いけれど、それぞれの場所で壁にぶつかってどうにもならなくなりそうな娘たちを、亡くなった父親が心配し、前を向けるよう縁を結び付けてくれたような気がしなくもないのです。

火鍋のスープ、秘伝の味を再現するために材料探しとか配合とかで姉妹が奮闘する話かと思っていたけど、そういう描写はそんなに多くなかったです😅隠し味がポイントだったんですね。お父さん…その理由もまた娘的には複雑な気持ちでは…私だったらどうだろう。簡単に受け入れられるのかな。

メーガン・ライ、ボーイッシュでしたけど、可愛い面もあって良かったです!酔って泣きながら本音をぶちまけるところでは、思わずウルっときてしまいました。さらっと描かれていて自然でしたけど、彼女は女性と付き合ってたのかなぁ。個人的には一番幸せになって欲しい人でした。

あんまり目立たない役ですが、アンディ・ラウも出ています。
お久しぶりでした。

中劇さんでは最初1週間の上映(しかも1日1回)の予定でしたが、さらに1週間延長したそうです。良かった、良かった✨こういうアジア作品をもっと上映して欲しいので応援しています。
(できればタイの作品もお願いしまーす!)

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