皆さん、会いたかったです!
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ストーリー
1928年、イギリス北東部にある邸宅ダウントン。グランサム伯爵ロバート(ヒュー・ボネヴィル)らは、他界した三女の夫トム(アレン・リーチ)とモード・バッグショー(イメルダ・スタウントン)の娘との結婚を祝福していた。一方、長女メアリー(ミシェル・ドッカリー)は傷みが目立つ屋敷の修繕費に苦慮していたところ、屋敷で映画撮影をしたいとのオファーを受ける。さらにロバートは、母バイオレット(マギー・スミス)が南フランスの別荘を相続したことに驚き、そのいきさつに疑問を抱いた彼は家族と共に別荘へ向かう。
ドラマからのファンなので、今回の映画もとても楽しめました。
お屋敷の修繕費を稼ぐために映画撮影に屋敷を使ってもらうことになり、ダウントンの面々はそれぞれの想いを胸にその日に臨む。一方で、グランサム伯爵は母親バイオレット(マギー・スミス)が南フランスの別荘を相続したということで、妻と娘たちと共に南フランスへ。主に二つの場所でのストーリーが同時に進んでいきます。
映画撮影は、ちょうど無音からトーキーへと変わっていく時代。その当時の映画撮影の裏側がこんな風になっていたのかという、映画好きさんが見ても楽しめるような感じ。そうか、声の演技が必要になるし、英語の発音ひとつ取っても役柄によって使い分けが必要になるわけで…そりゃ戸惑うよなぁ。
そして南フランスへ行った伯爵。自分の根底を覆されるような衝撃を受けていて可哀そうでした😅結局は大丈夫だったんだけど、その当時のイギリスだったら大事なのよね。最近タイ沼にいたから、この時代のイギリスのドラマや映画にどっぷりだった時に学んだことを再び思い出しながら、懐かしく見ていました…。
私がダウントンで好きなキャラ、トーマス・バロー。彼はバトラーになってすっかり落ち着いていますが、これまで本当に苦しい想いもしてきているから幸せになってほしい一人。今回、俳優のデクスターと出会い、どうやらもうダウントンには戻らなそう?あんなに幸せそうにしてたし…それが彼にとっても良いのかもしれんけど、寂しいな。
今作は、いろんな面から時代の移り変わりや新しい時代の幕開けを感じさせるものでした。トーキー映画への移行であったり、バイオレット様の死(マギー・スミス素晴らしい!!)など。古き時代を知る人物がいなくなり、これからの時代を担う世代がどんな風にこれから生きていくのか。どう適応していくのか。
シリーズのファンなら絶対見て欲しい作品。
人混みを避けるために平日のレイトショーを狙ったら、なんと一人ぼっちでした(笑)貸し切りで、ど真ん中に座って映画を観るという経験は何年振りだろう?どっぷりと大好きな世界に浸ることができて満足でした!