『ありがち日記』

「トイレット toilet」

荻上直子監督の最新作。「かもめ食堂」、「めがね」と好きな作品多し!
今回のもたまんない感じ~。面白かったな~。

全編英語というのも面白い設定。
なんつっても北米が舞台だから。日本語字幕。
キャストも、もたいまさこ以外は外国人なので一瞬日本映画ということも忘れる。
でもあの間とか微妙な言い回しなどは日本映画ならでは。
というか監督ならではなんだろうなぁ。

カウンターで「トイレットで・・・」と言う時はかなり恥ずかしい。

3人兄弟のお母さんが病気か何かで亡くなり、亡くなる前に
日本から自分の母親“ばーちゃん”(もたいまさこ)を呼んでいた。
言葉も通じないけど、ばーちゃんとともに家族の交流が生まれていく・・・
みたいなお話ではあるんだけど、細かい諸々がね、妙に引っかかる。良い意味で(笑)

兄弟の兄はピアノがかなりうまいのに、引きこもり。
しかし母の形見のかなり古いミシンで、なぜかスカートを縫ってはく。
(最後のピアノコンクール、あれはあり得ないでしょ~(笑))
主人公でもある弟レイはプラモデル好きのオタク。
友達のインド人がウケる。
妹はエアギターにハマる。
まず、兄弟の設定からして普通ではない。

あとは、餃子が食べたくなる。間違いなく。

それにしても、もたいまさこがセリフもないのに謎めいていてすごい存在感。
「ばーちゃん、なんでそんなに金持ちなの?」、「タバコ吸うのかーい!」、
「なんで言葉分からないのに意味が通じてるんだろ?」、
「トイレに入った後に、深いため息をつくのはナゼ?」などなど、
疑問&ツッコミどころが満載で、疑問については全く解決されず・・・なとこも面白い。

トイレットだけあって、トイレの話題も満載。
「ウォシュレット」って、「ウォッシュ」+「トイレット」だったのかー。ほんとなのかー。
レイが最後、ウォシュレットに感動しているシーンもあり(笑)

温かい気持ちになりつつも、ツボる場面も多かった。
「かもめ食堂」や「めがね」が好きな人にはぜひとも観てほしい映画。

しかし、一番笑えたのは、エンディングクレジットで、
 
  Special thanks 「TOTO」

と流れたことだろうか・・・。
だよなー、そこんとこ忘れちゃいけねーよなー。
スペシャルにサンクスしてるもんなー。(←まんま)
TOTOさんにとってはかなりの宣伝効果となっているに違いない・・・。たぶん。

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