観終わりました~(^◇^)
非常に印象深かった「イタズラな恋愛白書」(←タイトル…)の脚本家さんの新作ということで、
ズラ白にも共通するところで言えば、とても繊細な作品でした。
台湾ドラマってざっくり大雑把なところもあったりして、明るーいお話が多くて、それはそれで好きなんだけど、
このドラマは丁寧に作り込んだ感じがして、メッセージ性のある良質ドラマでした。
ただねぇ…もう中盤以降はハンカチ濡れまくり!涙なしには観られなかったよ…
そりゃですね、アイドルっぽい人が出ているわけじゃないので、キャストは地味目ですけど、
台湾映画も観ている方なら喜びそうなモー・ズーイー、リン・メイシュウといった、
実力もある俳優さんたちが出ているので、グイグイ惹き込まれてくんだよね~
私の中のランキングでも間違いなく上位に入るでしょう!
夜の世界で働くマギー、チンシア、チェリーという、血はつながっていないけど、
姉妹のようにお互い思いやって暮らしていた3人が、ある日親に見放された赤ちゃんを拾い、育て始める。
子どもは女の子で、マンチンと名付けられ、美人で聡明な子に育っていく。
マンチン18歳の高校生となっているのだけど、賢く大人びた彼女を良く思わない女子に、
ある事件の犯人にされて、学校をやめることとなる。
3人の母親は、自分たちが恵まれた境遇で育ってこなかったことから、
マンチンには良い学校に行って、お金持ちの男の人に嫁いで欲しいという夢があった。
ある日チンシアはお店で拾った財布に、ユーエンという名前と住所を見つけ、行ってみるとそこは豪邸。
マンチンに財布を届けさせようとする。
そこから、ユーエンとその父親のダーシャンと出会うことになるんだけど…
あーーーーーーーー、もうすでにここからツライわ…
父親のいないマンチンにとって、ダーシャンは理想の父親。
肝心な時に必要な手をのばしてくれ、気持ちを理解してくれる存在として慕う一方、
ダーシャンの方は亡きユーエンのお母さんと重ね合わせてマンチンを愛し始めてしまう。
そしてユーエンも、マンチンに惹かれながらも上手く言葉が伝えられず、
父親のダーシャンに恋愛の相談をしたりするのだ…
(この時のダーシャンの気持ちを思うと涙が(´;ω;`)ウゥゥ)
ユーエンにとって、母親が亡くなり、父親が再婚してから関係がうまくいっていなかったこともあり、
マンチンの存在が奇しくも父と息子の関係を修復してくれているような気がするんだけど。
それはユーエンが、ダーシャンとマンチンの仲を疑うところから、少しずつ変化していく。
修復したかのように見えた関係が、崩れていってしまうのだろうか…
母親の死と、頼りになるはずの父親から捨てられたことで、心に深い傷を負っているユーエン。
同じく最愛の女を亡くして、未だに息子に対する負い目があるダーシャン。
親子関係がどうなっていくのか目が離せないばかりでなく、とっても切ない展開となります。
結果として、ハッピーエンドということで終わりますが、
親子の愛とは、血のつながりとは、男女の愛とは、夫婦の愛とは、…と
いろいろな愛の形、相手を思う気持ちなどなど、いろんなことを考えさせられるものでした。
3人の母親がいることをむしろ誇りに思うマンチンの姿を見ていると、
とても良い関係性を保って大切に育てられて来たんだな~と、ドラマでは描かれない時間にも思いをはせちゃう。
チンシア役の方は、豪快なおばちゃん役が多い気がするけど、
今回の役では、すごい渾身の、でも繊細な演技を見せてくださってます。涙涙です。
ユーエン役のモー・ズーイーが、とても良い演技をしていると思うので、注目です。
彼は心の微妙な変化を表す時も、逆に感情が爆発するシーンでも、見事に演じ切っています!
もー、好きになったわぁ…(悪い病気発病w)
ドラマでは25歳くらいの設定のはずだけど、実際は30歳過ぎてるんでしょ?見えない。
それくらいユーエンになりきっていたんでしょう。
ダーシャン役の方は歌手のようで、エンディング曲を歌ってらっしゃいます。
めっちゃいい声してます。
そしてドラマでは黒縁めがねで、割と私の好きなポイントをついてきてますw
台湾放送版で16話(1話が75分くらい)だったけど、良質なドラマを観たい方にはおススメです。
これくらい惹き込まれる日本のドラマがあればなぁ~^^;
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