GWの読書はしをんさんの新刊で。
いつもよりもじっくり時間を取れたので、数日で一気読みでした。
ストーリー:
海と山に囲まれた餅湯温泉。団体旅行客で賑わっていたかつての面影はとうにない。のどかでさびれた温泉街に暮らす高校生の怜は、複雑な家庭の事情や、進路の選択、自由奔放な仲間たちに振り回されながら、悩み多き日々を送っていた。今日も学校の屋上で同級生4人と仲良く弁当を食べていたら、地元の「餅湯博物館」から縄文式土器が盗まれたとのニュースが入り…
しをんさんの青春群像小説!面白くないわけがないとわくわくしながらGWを迎えたのですが、その期待は裏切られませんでした~😊ところどころでクスっと笑えるし、登場人物がイキイキと描かれているのは、さすがしをんさん。主人公の怜と仲良し男子高校生たちとの日常が何だか愛おしい。複雑な家庭環境、卒業後の進路など、モヤモヤした悩みも抱えるお年頃。そこに博物館の縄文式土器が盗まれるという、ちょっと非日常な事件が起こって…。
自分の高校時代はどうだったろう。勉強と部活とでいっぱいいっぱいだったし、友達とのくだらない会話が楽しくて、将来の夢とか明確に持っていたわけじゃなかったな…と。でもふとした瞬間に、私はちゃんと進学できるんだろうか?自分って何か打ち込めることがあるんだろうか?と漠然とした不安もあった気がします。あとは、周りのみんなと自分とを比べて、なんて平凡なんだろ…なんて自信を無くしたりもしましたね😅
でもさ、今こうしてちゃんと?何とか?日常生活を送っています。大丈夫、何とかなるもんです。焦ったり落ち込むことばかりだけど、その時その時で一生懸命やっていればね、周りにもちゃんと見ていてくれる人もいて…。
それにしても、餅湯温泉という名称もまた可笑しいな。餅湯商店街のキャラクター「もち湯ちゃん」も、ぜんぜん可愛くないのに何だか気になってきてしまって、もち湯ちゃんストラップ欲しくなってきてしまったよねw
GW中にもう1冊読み終わりたかった本があるんですが、そちらは今週末くらいまで持ち越してしまいそうです…時間がたっぷりあると思うと、あれもこれもやりたいって思ってしまって。
連休もあと2日。あっという間だったなぁ~。。。