『ありがち日記』

東野圭吾『クスノキの番人』

文庫化されてしばらく経ってしまいましたが…
なんなら続編の『クスノキの女神』まで出てますもんね😓


ストーリー
「あなたにしてもらいたいこと、それはクスノキの番人です」
恩人の命令は、思いがけないものだった。
不当な理由で職場を解雇され、腹いせに罪を犯して逮捕された玲斗。
そこへ弁護士が現れ、依頼人に従うなら釈放すると提案があった。
心当たりはないが話に乗り、依頼人の待つ場所へ向かうと伯母だという女性が待っていて玲斗に命令する。
「あなたにしてもらいたいこと、それはクスノキの番人です」と……。
そのクスノキには不思議な言伝えがあった。

東野圭吾さんの本は時々手に取るのだけど、どちらかというと『ナミヤ雑貨店の奇蹟』のような感動ファンタジー作品寄りのものは避けてました。。。なんですが、このクスノキの番人だけはタイトルで惹かれてしまって読むことにしました。

最初、このタイトルが何かの喩えなのかな?って思ってたんだけど…。そしたら、そのまんまクスノキの番人をする話でした。そもそもクスノキの番人って何?とか、そのクスノキを夜に訪ねてくる人々が行う「祈念」とは?という疑問がどんどん湧いてくるのですが、同じくいきなり番人を任されることになった玲斗とともに、次第に理解していくことができました。

家族同士でも本当の想いを伝えることができなかったり言葉にすることが難しいこともあります。それを「念」という形で伝えられるべき者にクスノキを通して伝える。それは決していいことばかりではないかもしれないけれど、その人の想いというのはなんと尊いものだろうと思わされます。

玲斗の成長も頼もしくて、まだまだこれからなのに!というところで終わっちゃったわけですから…これは続編もぜひ読まなければです😉
文庫化を待つつもりなので、まだ先の話になりそうですけどね…。


それにしても。今日は雨がずっと降り続けております。
台風5号が直撃ですわ…否応なしに過去の同じような台風の時の被害が思い出されまして、今回は我が家も早めに対策して、今日入っていた楽しみな予定はすべてキャンセルし、家の中に引きこもっています。沿岸のほうで被害が大きいので心配です。盛岡って山に囲まれているんですけども、こういう大雨とか台風に強いのか今のところそれほど深刻な影響はありません。むしろこれから秋田のほうが大変ではないかなと。
個人的には朝から頭が重くて(頭痛っていうかモヤモヤの酷いやつ?)、一度ギックリをしている腰の違和感もありまして、これも台風の影響だったとしたら大人しくしているのが良いのだと、気持ちを切り替えてダラダラしています(笑)
被害が大きくなりませんように。



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