『ドミノ』の続編です。
ストーリー
神様だって、止められない。たった一日で運命のドミノが倒れ始める!「『蝙蝠』が上海に入った」。豫園からほど近い路地裏の骨董品店に緊張が走った。門外不出のお宝が闇のルートで輸入されたのだ。虎視眈々と狙う店主だが、なぜか問題の品は、人気急騰中のホテルの厨房に流れ着いていた……。かつて東京駅で数奇な運命を共にした面々に、一癖も二癖もある人物たち、さらには動物園脱出を目論むパンダも加わって、再び運命のドミノが倒れ始める! 予測不可能、爆笑必至のパニックコメディの金字塔!!(角川文庫:ドミノin上海)
前作が面白かったので楽しみにしていたんだけど、文庫になるのを待って、さらに積読状態だったので、やっとのことで読み終わった😅
懐かしいメンツも含みつつ新たな登場人物を加えて舞台は上海へ。相変わらずのボリュームで(これがまた読み終わるのに時間がかかった原因)ドタバタ劇が繰り広げられるも、人物の書き分けもさすがの恩田さん。全く混乱せず。でも強いて言えば、中国人の名前が漢字なのがちょっと大変かも?
あまりにも見事に偶然が重なっていくので、時々「そんなバカな!」ってツッコミ入れつつもそれがこの作品の醍醐味でもあるので楽しめる。
個人的なお気に入りキャラは、パンダの厳厳。パンダなのにすごい(笑)
私の脳内では「ら○ま1/2」のパンダの姿で動いてたよ。目つきの悪い、妙に人間っぽいパンダ。
あとがきを読むと、この作品でも10年はかかっている。東京から上海と続いたので、次はドバイという話も誠かウソか…
好きなシリーズなので、ぜひ読みたい気持ちはあるけど、なかなか大変なことだとも思うので、淡く期待するくらいにしておこうと思います😁