『ありがち日記』

「カラオケ行こ!」

和山やまさんの原作が面白いので楽しみにしていた映画🎤
なぜか我が地元の映画館は公開が遅くて3週間くらい出遅れてない?その間にTLに大量の情報が流れてくるじゃん😇つらかったー。


ストーリー
合唱コンクールの強豪校・森丘中学校合唱部部長の岡聡実(齋藤潤)は、ある雨の日、ヤクザの成田狂児(綾野剛)から突然カラオケに誘われる。狂児は組主催のカラオケ大会で最下位になった者への罰ゲームを回避するため、何としても歌がうまくなりたいと言い、聡実に歌の指導を頼み込む。不本意ながらも狂児に歌のレッスンを行う聡実だったが、やがて二人の間に奇妙な友情が芽生えていく。 

原作には描かれていないキャラクターやシーンがあるにも関わらず、それも含めてちゃんと私の好きな「カラオケ行こ!」の世界が目の前に…愛すべき作品となっていたのが良かった。中学校の3年生で声変わりの時期でもあり、うまく声が出ないことで悩む聡実くん。思春期真っただ中だし。そんな中、突然目の前に現れて「カラオケ行こ」って誘ってくるヤクザの狂児との交流を通して、彼が成長していく物語。

ヤクザと中学生との交流なんて普通はあり得ないんだけどもね。
狂児はちゃんと一線を引きつつも、聡実くんのことを見守ってくれている感じが良い。ご飯食べる時に肘をつく聡実くんに「肘ついて食べたらダメ」と言ってくれるところとか。家の近くまで送り届けてあげて、ちゃんと帰ったかLINEで報告するように言うところも。

そんな狂児を綾野剛くんですよ…最高。
狂児がカラオケ大会で必ず歌うX JAPANの「紅」、実際に綾野剛が歌う「紅」は本当に裏声でヤバかった(笑)

笑えるところもあるしウルっと来るところもあるし、あっという間の2時間。私のように待ちわびていた人たちが多かったようで、レイトショーでも満席に近くて(こっちでは珍しいんですw)、結構笑い声も出てたな。なぜか週末は1日1回のみ上映、平日も午前と夕方の1本ずつと少ないのが残念。しかも1週間で終わってしまうみたい。なんで!?

最後に、原作を読み直してやっぱ面白いなーって。
ついでに聡実くんが大学生になった「ファミレス行こ。」もコミックになっていて、🎤とは違う感じだけどすごく面白いし、こっちはふんわりやんわりBLの香りがして好きです。和山先生の描かれる絶妙な間がたまりません。


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