先日、原作を読んだばかりですが、映画版を3連休のうちに観ることができました。1日2回の上映(明日から1回に…)で、しかも1週間という短い期間でしたが、何とか都合がつきました。そして、フォーラムデイで1,100円で観られるということで、お客さんもたくさんでした~😅
(割と年配のおば様たちが多かったかな)
公式サイト(https://nejire-movie.jp)様からあらすじです。
〈伝説的人物〉の突然の死に、英国中が驚いた。アリスティド・レオニデス、ギリシャで生まれ、若い頃に無一文で英国へ渡り、レストラン経営で大成功を収め、巨万の富を築いた人物だ。
その孫娘であるソフィア(ステファニー・マティーニ)が、かつての恋人のチャールズ(マックス・アイアンズ)が営む探偵事務所に現れる。一族の誰かが祖父を殺したにちがいないと打ち明ける彼女は、チャールズに捜査を依頼するのだった。ロンドン警視庁を訪れたチャールズは、タヴァナー主任警部(テレンス・スタンプ)から、レオニデスの死因は毒殺だと知らされる。大豪邸に到着したチャールズを迎えたのは、レオニデスの前妻の姉イーディス(グレン・クローズ)だった。彼女を筆頭に聞き込みを始めるが、強烈な個性を放つ人々を相手に、捜査は一向に進まない。しかも、愛人のいるらしい若い後妻から、破産・倒産寸前の二人の息子とその妻に至るまで、全員に殺害の動機があった。
そんな中、レオニデスの遺言書が無効であることが発覚したことから、チャールズは真相が見えたと確信する。ところが、その推理を覆す第2の殺人が起きる――。
冒頭でチャールズが探偵事務所を営んでいることに驚きました。すでに原作の設定と違う…しかもソフィアとの結婚の約束は~😟?実はこの時点ですでに嫌な予感がしていたのですが…
レオニデス(英語の発音が聴けたのは嬉しい!!)の息子二人については、原作から兄弟順が逆になっているし、、、そこはまんまで意味があると思っていたのに「えぇーーーっ!?」って一番納得がいかないところでした。映画の中ではそれが特に違和感なく進行していたので、映画としては間違ってはいなかったと思います。が、兄弟間の様々な想いがすっ飛ばされて、「ねじれた家」の重要な構成要素の一つがないがしろにされたような気持ちで残念でした。
映画にすると、2時間で収める必要もあるし、ある程度の改変は仕方がないことだとは思いますが、個人的に無駄なシーンと思われるようなところも多々見受けられましたかね。ダンスシーンとか。
映画にすると、2時間で収める必要もあるし、ある程度の改変は仕方がないことだとは思いますが、個人的に無駄なシーンと思われるようなところも多々見受けられましたかね。ダンスシーンとか。
結末は、ほぼ原作通り。意外な人物の驚きの理由による殺人。そしてそれを終わらせようとする家族。終盤で畳みかけるように終わりに向かっていくところは、結末がわかっていてもハラハラどきどきさせられました。できればそれぞれの家族の想いも知りたいところ(原作だと読み取れますが…)でしたが、映画の終わりとしては良かったんじゃないでしょうか。
全体的にはいまいち話に入り込めない作品でした。気になるところが多すぎて。原作通りとは言わなくても、もう少し何とかならなかったのかな~。グレン・クローズとかテレンス・スタンプ、ジリアン・アンダーソンなど、かなり存在感や貫禄のある演技は素晴らしかったです。あと、舞台となる屋敷や服装など、その当時の雰囲気や世界観を表していて、映画ならではの楽しみもありました。(でもDVDかWOWOWでも良かったかな~)
次はもっと派手な作品を観たい気分です。