昨夜、レイトショーにて鑑賞。
3時間弱、寝ないで観られるかしら?と思ったけど問題なかったですわー。
密室サスペンスなんて宣伝されているから、もっと推理が凝っているかと思いきや、
クエンティン・タランティーノ監督だということを、私、一瞬忘れていました。いっけなーい。
推理と言うより無理やり、力技でぐいぐい!
特に後半の勢いは、さすが監督の作品という感じ。
容赦なく血は流れるわ、頭は吹っ飛ぶわ…
チャプターが分かれている演出だとか、舞台となる小屋へ辿り着くまでが長いのも特徴。
その間に交わされる会話や人間関係に注目していると、後半に活きてくる。
南北戦争のことも知識としてあるとより分かりやすい。
ちょうど時代がそのくらいの設定なので、この黒人問題については重要なポイント。
「リンカーンからの手紙」が一貫して良い薬味となってたな~。
あと、美しい真っ白な雪景色の中で進む馬車だとか、ポツンと佇む小屋だとか、
小屋の中にある小物類にもこだわりを感じた。
果たして、小屋の中にいる人間のうち、ウソをついているのは誰なのか?
まともな人間はいるのか…?
めちゃくちゃなようでいて、そうではないというか、
実はけっこう皮肉の中に隠されたものを見つける楽しさがあった。
R-18という年齢制限もあるわけだけど、まあ、そこは納得ね…^^;
両脇にカップルがいたんだけど、どちらの2人組も、とあるシーンでこそこそと話しだして、
そこに挟まれた私は微妙な気持ちになってしまったわー。
好き嫌いは分かれる監督でしょうけど、もっともっと極めていって欲しい(笑)
音楽や映像のセンスは私は好きだし、ぶっ飛んでるところも嫌いじゃない。
実はもう一度、最初から観たくなっていたりして…(^_^;)
最新の画像もっと見る
最近の「映画」カテゴリーもっと見る
最近の記事
カテゴリー
バックナンバー
人気記事