8年ぶりの最新作、第3弾。
ストーリー:
「謎解き専門」を謳うカラット探偵事務所。父親の墓に人知れず花を供える怪しい墓参者の正体を追う「秘密は墓場まで」事件、「謎を“作ってほしい”」という不思議な依頼に挑む「遊園地に謎解きを」事件など、日常に潜む些細な謎や奇妙な謎を、所長の古谷と助手の井上が鋭い推理で解き明かす!
乾さんの作品でも割と軽めな?読みやすいと思うカラット探偵事務所シリーズ。ある日、本屋をぷらぷらしてたら見つけました。すっかり第2弾で終わったものと思っていたので、まさか第3弾に出会えるとは…
謎解きを専門とする探偵事務所で浮気調査などは受けないため、月に2回の相談でも多いほう…そんな暇そうなカラット探偵事務所ですが、所長で探偵の古谷と助手の井上の相変わらずな感じは懐かしくて、ほぼ忘れかけていた前作までの事件も読み返したくなりました。
パズルや言葉遊び的な要素もあるので、そういう謎解きが好きな方にはハマるかもしれません。コレ暗号文だろうなと解読を試みたとしても、私の場合ほとんどわからないか、あきらめちゃう…😅最終的にトリックが明かされて、な~るほど💡となるパターンです。意外な結末を迎え余韻を残すような事件もあったけど、今作も全体的に面白かったです。
このシリーズのお決まりとなった、最終ページの騙されポイント。今回もありましたよ!でも1作目の時の衝撃が大きかったので、そこまでではないかな。どっちかっていうと、その後が気になっていたところが明らかになったという感じでニヤニヤしちゃった。前作から8年経っていた理由もここにつながってたんだね。
この第3弾で終わりそうでもあるし、まだ続くかも?という部分も残されています。どうなりますか…こんなにたくさんの謎解きを考えるの大変そうだけど、続きちょっぴり期待です。