盛岡での上映は本日が初日。観てきました。
あんま週末の映画館は行かないので久しぶり。女性が多め、そこそこお客さんいたかな。
※ネタばれあります。
「チョコレートドーナツ」なんて可愛い邦題だけど、観終わった今は、
やるせなさ、哀しさ、悔しさ、そんな思いが溢れてきて涙が止まらんです。
劇中のルディ(アラン・カミング)の歌が頭に流れてきて、さらに涙が止まらない。
ゲイのカップルが、ダウン症の子どもを引き取り家族のように育てるお話。
1970年代なので30年以上前ということ。
今より法制度も人の価値観も違うから、ゲイのカップルというだけで偏見の目で見られる時代。
(現代でももちろんまだそういう目はありますけど…)
ルディの歌に合わせて流れる、3人の幸せそうな日々が、いつまでも続けばいいのにと思う。
血のつながりがあるにもかかわらず薬物中毒のため捕まり、マルコを育てることができない母親。
それに対して、本当の家族のように2人のパパがマルコにたっぷりと愛情を注ぐ。
しかし、法制度はそれを許してはくれない。
裁判が始まってからの、理不尽な尋問には、とにかく悔しいことばかり。
理解を示してくれている学校の女性教師、裁判官の女性(彼女は裁く立場であり、抗えないものがあった)、
それに対してあの検察の人間たちは、質問が本当にひどい。
オープニングの映像が、ラストとつながっているんだね。
全て観てきた後では、何とも胸を締め付けられるような感じで、自然と涙が溢れる。
そしてやっぱりルディの心の叫びが詰まった歌。
時間的には飽きずに観られるものだったけど、もしかするともう少し長くても良かったかもしれない。
そしたらもっと丁寧に描けていたような気がする。というかもっと観たかった。
ありきたりな言葉だけど、本当に良い映画だった。。。
即興で語って聴かせる、マルコが主人公の物語。ハッピーエンドの物語が、どんなものだったのだろう。
きっと素敵な話に違いないね。
アラン・カミング、女装していたけど、キレイすぎず汚すぎない、リアルな感じが良かった。
何じゃそりゃって言われそうだけど、本当にそう思う。
「Emma」を観たばかりなので、そういえばエルトン牧師を演じていたのは彼だった…と。
その時は嫌な役だったけどね…
観終わった後、ミ○ドの前を通りかかって、「あ、ドーナツ…」と思ってしまった^^;
確かに出てきてはいたけど、なんでチョコレートドーナツにしたんだろうなぁ。ふと疑問も残った。
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