<U2 / Boy>
冬になると、荒涼とした寒々しい情景が目に浮かぶアルバムを聴きたくなる。
洋楽の優れた作品て、音から情景が広がる。
一方、J-POPは音そのものではなくではなく歌詞やメロディや歌にしか注力しないから、叙情的ではあり得ても決して叙景的にはならない。
そんな洋楽、そのなかでもUKロックで冬におすすめなアルバム3枚を。
これはU2のデビュー・アルバムで、1曲目の" I will Follow"から荒涼感全開!!
<Joy Division / Unknown Pleasures>
この作品に関して語ることは少ない。
なぜならば、すでに人口に膾炙して語り尽くされているからだ。
本国では、ロック名盤ランキングで常に上位に食い込んでくる傑作。
これは荒涼感などという言葉では表し得ず、どこまでも殺伐としていて絶望に彩られていながら、果てしなく美しいのである。
へヴィー・メタルのような意図した攻撃的な殺伐感ではなく、どこまでも内省的な攻撃性。
アルバムから、"New Dawn Fades"
<Prefab Sprout / Steve McQueen (Two Wheels Good)>
最初から最後まで、美しい。
しかも、空気が冷たい。冷たすぎて、暖かい。
飽きることのない冬の1枚。
アルバムから、"When Love Breaks Down"。