床に置いていたニアフィールドPC環境用スピーカー、パイオニアS-CN301-LRを、スピーカースタンドで耳の位置よりも持ち上げてみた。
低音が見事にコントロールされて、あらゆる音源に対してベストなサウンドを奏でるようになった。
写真の後方に映り込んでいるB&W CM1S2 グロスブラックは、およそ10倍の価格。
アンプもサンスイの3倍以上の価格のラックスマンを奢っている。
当然、音はまろやかだし、低音のキレと厚みは段違いだ。
でも、B&Wに対して2倍以上近い距離に金属製スピーカースタンドを使ってセッティングしたS-CN301-LRは、「一般的なユースにこれ以上必要ない」というレベルに十分到達している。
そして、天井に吊っているBOSEを、101MMから111ADに交換してみた。
これは、微妙。
111AD、筐体サイズもスピーカーユニットも101MMと同じだから、当然ながらベースは同じ音。
ただ、低音の味付けが大きな違いを生み出している。
111ADは、バスレフポートの形状のおかげで、低音にキレが生まれて、101MMに付帯していた「こもり感」が綺麗さっぱり解消された。
一方で、高音のヌケが良くなりすぎてしまった。
つまり、中高音部が’シャカシャカしてキンキンして聴こえる。
101MMのマイルドでBGMとして疲れさせない音質とは、むしろ真逆に聴こえるのだから面白い。
夜中にごく小音量で流す際には高音が潰れない111ADが向いているが、BGMとして使うサブシステムとしては、総合力で101MMに軍配があがる。
もしメインに据えるならば、101MMより111ADの方がオーディオ的なのだが、精細さやまとまりを求めるのであれば、 BOSE天吊よりもパイオニア スタンド上げの圧勝。
ゆえに、111ADは微妙な立ち位置。
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