amazonプライムで配信されていた最新のスター・トレック・シリーズ、ピカードが大団円を迎えた。
最終的には、TNG(ネクスト・ジェネレーション/新スター・トレック)のメインキャストを集合させて、「Q」「ボーグ」という中核をなす敵キャラを再登場させて決着をつけるという非常に安直なストーリーであった。
「地球に近づくな!」という、劇場版スター・トレック最大の人気作品「IV(The Voyage Home)」のオマージュも取り入れるというごった煮ぶり。
でも、往年のファンとしては、捻りのないこの展開は満足いくものであった。
ひねった挙句にルーク・スカイウォーカーを老死させた某大作ディスニー映画とは大違い。
そこで、勝手にテレビ実写シリーズの個人的に面白いと感じたランキング。
1.OST(オリジナルTVシリーズ)
もう、ダントツです。TNGが最高と言ってる人って、もれなくTNG以降からトレッキーになった人。
2.VOYAGER
OSTに肉薄する面白さ。TNGファンに向けた今作「ピカード」でも、結局はセブン・オブ・ナインとトゥボック人気におんぶに抱っこしていました。
3.THE NEXT GENERATION(新スター・トレック/TNG)
Q、ボーグという敵を生み出した名作。
ただし、ピカード・ライカー・データ・ラフォージというメインキャラが個性乏しい上に、架空の科学技術の描写が口説くて面白くない。
クラッシャー母子とディアナはひたすらにウザい。(笑)
とはいえ、このシリーズがなければスター・トレックがいまだ第一線のテレビ・ドラマとして成立することはあり得ない。
4.DISCOVERY
艦隊規約だなんだとルールに縛られるようなTNG以来のつまらんキャラを廃し、OSTばりに破茶滅茶なキャラ設定とストーリー展開が面白い。
特にフィリパ(ジョージャウ)が最高。彼女が退場してからは、面白みが激減。
5.PICARD
水戸黄門ばりに老人大活躍。若者による冒険活劇というスター・トレックOSTの精神は蔑ろにされ、単にTNGファンの再取り込みに終始している。
とはいえ、TNGに対するリスペクトを存分に感じさせてくれる内容で、ディズニー・スターウォーズのような冒涜的側面がないのは救い。
6.ENTERPRISE
面白いと感じるランキングと言いながら、これはハッキリとつまらない。
このシリーズの不評のせいで、スター・トレックのTVシリーズは長い沈黙期間へと突入せざるを得なかった。
スター・トレックを殺した戦犯的シリーズ。
バルカン人トゥポルの可愛らしさと存在感以外に見どころはない。
番外:DEEP SAPCE NINE
これを評価する資格を私は持っていない。
なにせ、シリーズを通して見たことがない唯一の作品だからだ。
もちろん、何度も挑戦した。
しかし、あまりにつまらなくてシーズン1の途中で毎回挫けてしまう。
ENTのトゥポルのような魅力的な容貌をもつ女性キャラも皆無。
好きな人は3シーズン目からが本番!なんて言ってるけど、シーズン1のつまらなさが抜群すぎてそこまで辿り着くことができない。