B&W CM1S2は、低音の重厚さが特筆もので、それに精細な高音が加わる。
もはや無敵とも思えるサウンド。
対して、8分の1ほどの価格のmission lx-2は音場感が素晴らしく、中高音の明るさがB&Wの遥か上。
圧倒的な音質の良さを体感したいならB&Wだが、ブラインドテストしたら、missionの方を良い音として選ぶ人も多いのではなかろうか。
とにかく、心地良い上に不快さが皆無だ。
価格って、あんま意味がない。
自分の耳に自信がない人間が、高額商品を陳列することで安心してるだけの話である。
そして、Q Acoustics 3050iは包み込まれるような空間表現が秀逸。
B&Wに比べると低音の厚みには圧倒的に欠けるのだが、マイルドな低音が全体のバランスをむしろ整えているから不思議。
聴くのはほとんどアナログ盤。
ジャンルはバラバラだけど、何を聴いても個性的なサウンドを奏でてくれる。
良いスピーカーはジャンルを選ばない。
ジャズ向きだのクラシック向きだのロック向きだの言ってるスピーカーは、ようはダメスピーカーに過ぎない。
フラットの名のもとにひたすら無機質なだけのヤマハ、中音域の解像度だけで低音も高音も不足したイビツなソニー、高音と低音を無理に強調したドンシャリなオンキョー、そんな国産ブランドとは全く異なる上質な空間表現がイギリスのスピーカーにはある。
ハズレなしだ。
次はKEFにチャレンジしたい。