8/14(土)にルイの手術をしようと思っています。
軟口蓋過長(なんこうがいかちょう)と
外鼻孔狭窄(がいびこうきょうさく)の手術です。
短頭犬種(ブルドッグ・フレンチブル・ボストンテリア・
パグ・ペキニーズ・シーズー・キャバリアなど)
に多いのですが、
軟口蓋過長というのは、人間でいう「のどちんこ」が
長すぎる事です。
呼吸困難を起こしやすくなります。
外鼻孔狭窄というのは、鼻の穴がせまいという事です。
ルイは、興奮しすぎた時や、ドッグランで遊びすぎた時に、
「ハァハァ」からだんだんひどくなると「ガーガー」と
アヒルのような音がしだします。
普段はこうなる一歩手前で止めさせるか、なってしまった
場合は、体を冷やしてすぐに動くのを止めさせて
いました。
ところが、4歳になった頃から
・「ガーガー」音になりやすくなった
・寝ている時に無呼吸になっている事がたまにある
・呼吸が元に戻るのに今までよりはるかに
時間がかかる
・イビキをかく(鼻ぺちゃはイビキかくのは当たり前と
思っていましたが、問題だそうです)
・5月初めに2日連続で呼吸困難で倒れた
という症状がでました。
避妊手術をした時に、麻酔がかかりにくい体質だった
ので、麻酔が怖くてずっと避けていましたが、
・軟口蓋過長で亡くなった子も何頭か周りにいた事
・遅くても4歳までには手術を受けた方がいいという
話を聞いた事
・特に筋肉質な子は、息をする時に喉にも筋肉が
ついてしまって、余計に気管を塞ぎやすくなる
(ルイは筋肉ムキムキなんです)
という事で思い切って手術に踏み切りました。
麻酔が怖い怖いって言ってても、この子の呼吸が
少しでも楽になって長生きしてくれたら・・・と思って
私が側についててあげられる夏休み中にする事に
しました。
病院を探すのも一苦労でした。
高度医療の設備が整った病院でないと出来ない事と
リスクの高い難しい手術なのでだいたいの先生は
引き受けてくれません。
軟口蓋過長は、長すぎるノドチンコを切る手術なんですが、
数ミリでも切りすぎてしまうと一生固形物が食べられなくなる
そうです・・・。
何件も病院を回って、説明を聞いてやっと病院も
決まりました。
8/8に麻酔や手術に耐えられる健康状態かを見る為に
術前検査を行い、異常はありませんでした。
ルイの鼻の穴は、ホントに細いんですよね~
外鼻孔狭窄の手術は、一部分をカットして
縫い合わせ、鼻の穴を広げて息をしやすくします。
ここからは先生の話です。
ルイの場合は、レベル的には今すぐ手術する程では
ないそうです。即手術する子は、ルイよりも3段階くらい
レベルがアップしているようで、病院に入ってくる前から
遠くから「ガーガー」音近づいてくるのですぐに
分かるそうです。
ただ、年齢的な事を考えると今しておく方がいいという
判断でした。
出来れば2歳まで、遅くとも4歳までにした方がいい
というのは、データ上での話だそうです。
犬種も手術の種類も関係なく、「麻酔による死亡率」の
データで、生後6か月頃までと4歳以降は1~3歳の間と
比べるとものすごく高いそうです。
その中でも短頭犬種はさらに確立が上がるそうです。
もちろん2歳でも麻酔に耐えられない子もいるし、
6歳でも全然大丈夫な子もいます。
他の犬種だと、“今から息をするぞ!”って体が思わなくても
自然と無意識に呼吸ができます。
でも短頭種は、喉の呼吸筋も他の犬種に比べて
酷使してしまうそうで、脳と筋肉が同時に動かないと
生きていけないそうです。
脳が呼吸しようって思っても筋肉が酷使していて
動かない事があり、これが突然死の原因だそうです。
特にフレンチブルドッグやブルドッグの突然死が多いのは
これが原因だそうです。
この病気はノドチンコを切っても、また伸びてくるので
一度手術をすれば一生大丈夫というわけではありません。
この病気の怖いところは、寝ている間に呼吸するだけで、
どんどん進行してしまう事。
他の犬種と違って、呼吸がしづらく、ただでさえ喉の呼吸筋を
酷使しているので、その筋肉が緩んでいる睡眠時には
さらにその負担が増大します。
無理をして呼吸をするために、軟部組織が炎症を起こし、
肥厚する→さらに気道が細くなり一層呼吸がしにくくなる。
という悪循環を繰り返し、日々進行していきます。
そして数年後には重度の呼吸困難や呼吸筋の疲労・変性に
よって呼吸不全を起こします。
日中、起きている時に少しでもイビキやガーガー音がある
場合はすでに要注意ですが、初期異常は睡眠時だそうです。
睡眠時に無呼吸になっている事は、最近たまにあります・・・。
少しでも呼吸が楽になって、長寿犬目指します!!!
鼻も『飼い主さんにしか分からないくらい綺麗にするから
安心して』と言われましたが、術後を見てみるまでは
どの程度か分からないので安心できませんよね~
手術自体は30分~1時間もあれば両方とも終わる
そうですが、特にフレンチブルドッグの手術は
大変なので、この日は他の手術は一切いれず、
ルイの手術だけを全スタッフ総動員で対応するそうです。
軟口蓋手術の経験が豊富な先生に託したので
もうお任せするしかありません。
この日一緒に診察にきていたくぅちゃんの寝息や
起きた時の呼吸音を聞いて、先生が
『この子も軟口蓋過長の可能性大だね。
音がおかしいよ。鼻の穴は申し分ないほど
開いてるけどねー!ルイちゃんと違って。』
って言われました
やっぱりね・・・私もちょっと気になってはいたんですよね。
おもちゃで遊んでると、毎回おっさんがタン絡めた
ような咳をするし、イビキもルイ並みにガーガーいいます。
『もし避妊手術するなら一生のうちに1回でも
この子たちは麻酔のリスクを減らしてあげたいから
その時に一緒にしよう』という事でした。
とにかく今はまだ2カ月で小さくてどうしようもないので、
1歳くらいになるまでもう少し様子を見てみます。
色々と大変ですが、やっぱりこの犬種は
他の犬種にはない可愛さや愛くるしさがあって
大好きです