昨日の夜はアマゾンで買ったもう1作のDVD「A.I.」を観ました。
この作品は最も好きな映画Best1です。
なぜこの映画が好きなのかを考えると、この作品のテーマである、人間とロボットについてなのか、
または親と子のつながりとはというテーマなのか、etc.
それだけではないと思います。
なぜなら同様のテーマを描いた作品はほかにも多くあるのに、
この作品は観るたびに違うテーマについて考えさせられるからではないかと思います。
この作品は観るのに体力も気力も必要。
時間があるからとか、なんとなく見たいからという気持ちで見ると最後まで見れないのです。
それはこの作品の深層であるテーマの多層性から来ているのではないかと思う。
後半からラストにかけての展開は心の奥底に響く普遍の真実に迫ってるからこそ、
深遠な哲学的テーゼを投げかけている気がします。
観る者の深遠に訴えかけてくる、直接的ではない何かを受け手側に問いかけている。
だからこそラストの捉え方は観るたびに頭で考えられる結論を導かせるのではなく、
心の奥に響く複数のテーマに気付かせるからかな。
それゆえに何回も観て、観るたびに異なった提案について考えさせられるからだと思います。