Snow Still Life Phantasmagoria

スピッツ&TEAM NACSをこよなく愛する美大生、M,Reinaの絵画修行の日々をつづったブログ☆

キャラメルボックス& イナダ組観劇レポ(ネタバレ有)

2008-12-25 23:57:11 | レビュー&レポ(ネタバレ有無混合)
その胸に耳当てて聴いてみる
同じリズムで打つバスドラムのやうな
暗闇に響く君の鼓動
長い時間一緒にいたら
きっと忘れてしまう
息をして吐いて流れて
初めて血潮が君を動かすこと
冷たくなった手を握り締めて
不安で荒れる僕の心音誤魔化した
粉になって飛んでかないでよ
ガラス玉の瞳でも良いから
傍にいて欲しかったんだ
破傷風が隙間風に凍みる
僕と君の小さなお城
インクの臭いが染み付いた
本の虫みたいな僕独り
ぼやけた窓辺を見据えた先に
真っ白なページが待っている



!!(!!)、予備校帰りM,Reinaです☆
いや~、この『モリークリスマス』の文字、パソで観ると激しいでしょうなぁ(笑)ケータイで変換されないのが勿体ない…。
今日、世の中はクリスマスですものね。私はカゼヒキマスですが(ぇ)なまら喉と身体が痛い…まずいな。あとちょっとなのに。まぁ、でも気張って行きましょう!!!

そしてお待たせしました!!
本日!

キャラメルボックス『君の心臓の鼓動が聞こえる場所』
&
イナダ組『コバルト兄さん』


のレポ描きます!!今から?そう、今から!!(ぇ)
ただ今、予備校帰りで9時過ぎたくらいですがきっと描き終わる時には日にち変わりかけてるでしょうね…(ぅゎ)頑張ります。

あ、ネタバレ有りまくりなんで見たくない方は気を付けて下さいね!!



…じゃ、早速(笑/早っ)

キャラメルボックス…からいきますかね。今日、千秋楽でしたので丁度今頃カーテンコールしてるでしょう。


キャラメルボックス
クリスマスツアー
『君の心臓の鼓動が聞こえる場所』




成井さん書き下ろしの今作。
本当、キャラメルらしいハートフルな作品でしたね~。客演で主役のいぶき役に黒川さん、いぶきの父親小説家役に西川さん
黒川さんは本当可愛い声で!!あんな可愛い娘いたら堪りませんよね…(ぇ)細かい表情にも何度もドキッとさせられました。
西川さんは相変わらずの貫禄!!ってか、売れない小説家役似合うな~…(笑)マネの大森さんに恋しちゃってる感じとかキュンキュンしちゃいますもの!!
そして大森さんやっぱ好きだなぁ、格好良い!
個人的にはハックルベリーで主役だった貴川さんも大好きなんだけど!今回はちょっぴりでした。

ストーリーは小説家の話だったのもあって小説の話が多かったんで、本読んでる人はさらに楽しめたんじゃないかなと。『博士の愛した数式』に出てくるインテグラルとかね(笑)√だろ!?ってツッコミが出来たり。けど、そこが最後のどんでん返しに繋がるキーワードになりましたからね。。。そういうトコは上手いなと思う反面、分かんない人はハテナばっかじゃないかなとも思う。
最後のどんでん返しも正直…無理あったかなぁ…なんて(苦笑)まさかいぶきが…ねぇ?(ぇ)
けど、ハッピーエンドがモットーのキャラメルなんで安心して最後まで観れるんですが。最後はほっとして終わりますものね。
一番泣けたのはいぶきのおじいちゃんが幽霊で、おばちゃんの『心臓の鼓動が聞こえる場所にいてやりたい』って台詞。そっか、そこでかぁ…って思ったらじんわりキました。何か分かる気がしましたね。

で、曲はもうなまら良かったな!!ハックルベリーでもキャラメル曲選最高だなと思いましたが。まぁ、石田さんの曲一番目立たなかったけど!!(笑)どんでん返しシーンだからあんま曲目立ちしないもね。キャストに見入ってて最初気付きませんでしたし(笑)あれはCDちょっと欲しかったな…。

個人的にはトリツカレの方が好きだったけど、これはこれで好き!けど、独りで見に行くにはちょっと寂しい感じでしたね(苦笑)再演することがあれば大切な人と行きたいな、なんて本当思いました。または乗り移れる人、ね(笑)





次々行きます!!


イナダ組
『コバルト兄さん』




イナダ組の初東京公演、そしてCUEの飯野さんの卒業公演でもありました『コバルト兄さん』
結論から言うと…ちょっとガッカリだったのです。前にも言いましたが。キャストはまぁ良いんです。個々で役立ちしてて、役者目立ちしてなかったので意外と上手いんだなぁなんて感心したほど。突飛なアドリブはないものの、演技の大きさは慣れちゃったキャラメルキャストよりはっきりしてて見やすかったですし。
ただ、展開…がね…。分からなかった。
背景とかは良いんですよ。不況の中のネットカフェ難民とホームレスの話なんて、まさに現代と寄り添ってますし。なんだけど、色々詰め込み過ぎちゃって何が一番言いたかったのか見えず仕舞い。最後は後味悪い感じでハテナなまま終わってしまいました。
コバルト兄さんの『コバルト』とか何か含みがありそうなのに、何もなかったりとか…。何だかそういうトコは裏設定で隠さないで出して繋げて欲しかったですね。
結局ダッチワイフ(?)のハナちゃんが何だったのかも良く分からないし…。

でも、イナダ組がTOKYO GEKIDAN FES'08の最優秀賞だったそうで…。う~ん、他の作品観てないから分かりませんがもうちょっと完成度のある作品が観たかったです。役者は良いから、ストーリーの大筋がね。
私の絵でもよく言われる『一番言いたいことは声を大にして』ってのの大切さを改めて感じました。






…とまぁ、何だか辛口みたいになりましたが(苦笑)
何も考えずに楽しめる観劇が一番なんで、それを考えちゃったってのはアレなんだろうなぁと思う…(アレですよアレ)

ま、来年春からまた観劇しまくるので☆それを楽しみにしてようと思います!!