ある日のmacchan

ワイン&グルメ、旅の記録

KLOSTER EBERBACH クロスター・エーバーバッハ 訪問

2016年10月16日 | ドイツ・フランスワイナリー2016
旅3日目

昨夜ツアー本体がフランクフルトに無事到着されました。

今日からよろしくお願いします!

今日はラインガウのワイナリーを2軒訪問した後、ストラスブールへ。

9時ホテル出発、約45分で最初の訪問先「クロスター・エーバーバッハ」に到着。


もとは1135年創立のシトー派の修道院。1803年俗化した後はプロイセン州立醸造所となり、1918年よりヘッセン州立となりましたが、1998年財団法人として完全に独立運営されています。修道院の建物は歴史的に大変貴重ですが、この修道院はドイツワインへの貢献度も非常に大きく、ドイツワインの中心的存在になっています。

まずスレート屋根の建物にあるテイスティングルーム&ショップに案内されました。




3種の「シュタインベルガー」をテイスティング

1.STEINBERGER 2015 RIESLING TROCKEN
2.STEINBERGER 2015 RIESLING FEINHERB
3.STEINBERGER 2015 RIESLING SPATELESE


2番目の「ファインヘルプ」今回初めて知った名前ですが、近年ドイツワインで非常に脚光を帯びている味わいの表記だそうです。日本語では「やや辛口」というのでしょうか。「トロッケン」が辛口、「ハルプトロッケン」が半辛口ですが、「ハルプトロッケン」よりも「ファインヘルプ」は糖度の範囲が広いようです。

最近は極辛口よりも、わずかに残糖があるフルーティーなワインを好む消費者が増え、極辛口ばかりに注力していた生産者も最高級のフルーティーなワインを造るようになってきたそうです。

白いお花と蜜の香り。ほんのりと甘さがありますが、切れのある酸味としっかりとしたミネラル感があるバランスが素晴らしかったです。

「シュタインベルガー」は鷲のマークで有名ですが、現在鷲のワークではないようです。

テイスティングの後は修道院の中を見学。

ゴシックとロマネスク様式が混ざった建物

フランスの大司教がライン河畔に修道院を建てる場所を探していたら猪が現れ、大司教を小川の上流に導き、この地に建立すべきとのお告げがあり、修道院を建てたらしいです。「EBER(エーバー)」は猪、「bach(バッハ)」は小川の意味

夏には音楽祭も開催されるそうです。










昔使っていた古い巨大なぶどうの搾汁機が10機以上も並んで壮観でした。


ランチは修道院内のレストランでセットメニュー


ワインはゼクト、リースリング、シュペートブルグンダー



いいお天気になりました!




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