ある日のmacchan

ワイン&グルメ、旅の記録

Alvaro Paracios アルバロ・パラシオス 訪問

2019年11月14日 | スペインワイナリー2019
旅6日目

バルセロナから一路プリオラートへ。

6軒目の訪問ワイナリー

Gratallops グラタヨップス村にある「Alvaro Paracios アルバロ・パラシオス」

荒廃していたプリオラートを高級ワイン産地として蘇らせ、プリオラートの4人組(5人組とも言われる)として世界に名を広めました。

ワイナリーから眺めるグラタヨップスの中心部


畑を車で案内していただきました。



リコレリャという特殊なスレート土壌


舗装していない急斜面を走り、実にスリリング!

圧巻の畑!







急斜面の畑には機械が入れないので、ロバが耕作


ロバが顔を出しています。




とにかくすごい急斜面








畑にも入らせていただきましたが、斜面を歩くのもスリリング


樹齢105年の樹




グラヴィディシステムを採用している醸造所


テイスティング

瓶詰め前の樽から予め取っておいたワイン(2018年)をいただきました。
※セパージュの白ブドウはガルナッチャ・ブランカ+ペドロ・ヒメネス

Gratallops 2018
ガルナッチャ74%、カリニェナ25%、白ブドウ1%
9.600本/年


Finca Dofi 2018
ガルナッチャ90%、カリニェナ8%、白ブドウ2%
2,000本/年
5人組のリーダー レネ・バルビエ氏が2011年亡くなられたのを追悼して造られ始めたワイン


La Baixada 2018
ガルナッチャ98%、白ブドウ2% Dofiと同じ畑


Los Aubaguetes 2018
ガルナッチャ71%、カリニェナ28%、白ブドウ1%



ここでアルバロ・パラシオス氏が登場!

L'Ermitaを出して下さいました。大感激!

テイスティングをするアルバロ・パラシオス氏


素敵! 優しく気さくな方ですが、仕事にはめちゃ厳しいそうです。

L'Ermita 2018
ガルナッチャ78%、カリニェナ20%、白ブドウ2%




10月24~26日収穫 収穫も雨の3~4日後に行い、ブドウの糖度を下げ、ワインのアルコール度の上昇を抑えたそうです。

素晴らしい畑を見学でき、氏本人とお会いでき、これほど幸せなことはありません。

有り難うございました!

<メモ>
・山に囲まれている。
・11~3月は雨が多いが、他の時期は少ない。
・プリオラートには9つの村があり、その1つがアルバロ・パラシオスのあるGratallops グラタヨップス
・フィンカ・ドフィとラルキッタという畑を4WDに乗せてもらい見学
・標高300~350mの急斜面の畑には機械が入れない。5頭のロバが耕す。
・ガルナッチャは北向きに植える。(南は陽が当たりすぎ)
・最後に谷の向こうの標高370mの畑を見学。
・標高370mの畑の葡萄の樹齢は高く、最高は105年
 ガルナッチャとカリニェナが8:2の比率で混植されており、この畑の葡萄は同時収穫、混醸される。
 この場所のブドウが主にフラッグシップワインのL'Ermita レルミタに使われる。
・収穫は9~10月の2ヶ月間
・従業員20名に加え、臨時作業者15名が作業にあたる。
 但し、収穫よりもグリーンハーベストの時の方が忙しく、その時も臨時作業者を雇う。
・醸造所に持ち込むブドウのカゴのサイズは17kgと7~9kgの2種類
・ブドウの粒の選別はマニュアルで2回実施(機械は選定が難しく使わない)
・1次発酵は2週間
・発酵後ソフトプレス
・樽はフレンチオーク100%。ボルドーやブルゴーニュの業者から購入
 2,000ℓ、1,000ℓ、600ℓ、225ℓ(バリック)などがある。

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