ある日のmacchan

ワイン&グルメ、旅の記録

夏に飲みたいスパークリング特集

2011年08月23日 | ワイン
松永先生のワイン会

テーマは泡!夏はやはり泡です。

このテーマはもともと先月予定でしたが、会が中止になった為今月開催となりました。

ワインは「自然なもの」。アルコール発酵ではCO2が発生しますが、二次発酵を起こさせて出来るのがスパークリングワイン。あの泡は外から炭酸ガスを注入したものではなく、自然に出来た泡なのです。(中には炭酸ガスを注入したものもありますが・・・)シャンパーニュ方式は瓶内で二次発酵させるもので、昔からの伝統方式、トラディショナル方式と呼ばれていますが、世界各国の優良生産者もシャンパーニュをお手本にしたようです。「瓶内二次発酵」による、自然で、きめ細かな、クリーミーな泡のものが優良生産者にとってはMUSTとされているようです。





Chateau de Villelong Cremant de Limoux シャトー・ド・ヴィルロング クレマン・ド・リムー
【生産地域】フランス、ラングドック AOC Cremant de Lomoux
【生産者】Domaine Rosier ドメーヌ・ロジエ
【品種】シャルドネ主体、シュナン・ブラン、モーザック

フランスではシャンパーニュ以外のスパークリングワインを「ヴァン・ムスー(ヴァンはワイン、ムスーはムース、泡)」と呼びますが、その中で特にその地域で優れたものが造られている場合「クレマン~」という表記があり、法的規定も通常の「ヴァン・ムスー」より厳しくなっています。

「リムー」は世界で初めて「瓶内二次発酵」を発見したところで、フランスのスパークリングワインではシャンパーニュが有名で瓶内二次発酵を発見したのは「ドン・ペリニヨン」と言われることがありますが、実はその前にリムーでは瓶内二次発酵によるスパークリングが造られていたようです。

最近「クレマン・ド・リムー」を見かけるようになりましたが、シャンパーニュに劣らず、しかもコスパ抜群のスパークリングです。

Graham Beck Brut グラハム・ベック ブリュット
【生産地】南アフリカ、Robertson
【生産者】Graham Beck グラハム・ベック
【品種】シャルドネ、ピノ・ノワール、ピノ・ムニエ

「ロバートソン」はケープタウンから約80㎞ほどの内陸部にある生産地です。
シャンパーニュをお手本にしたスパークリング。甘味を感じましたが、ノン・ドサージュ(甘味成分の添加を行っていない)とのこと。スパークリングワインのマーケットが辛口嗜好になっている為、ドサージュ(甘味成分の添加)が少なくなる傾向で、特にビオデナミを採用している生産者が、良いぶどうの自然の甘味の出た、ノン・ドサージュのスパークリングを造っているようです。



Nicolas Francois Rose ニコラ・フランソワ ロゼ
【生産地】フランス、ロワール
【生産者】Gratinen & Mayer グラシアン&メイエ
【品種】コロンバール、グロロー、シャルドネ

シャンパーニュの名門 アルフレッド・グラシアンがロワールで造っているワインです。
甘味を感じるのはロワールの有名なロゼ・ワイン「ロゼ・ダンジュー」で使われている「グロロー」というぶどうから来ているようです。

St.Laurentius Riesling Brut ザンクト・ラウレンティウス リースリング ブリュット
【生産地】ドイツ、モーゼル
【生産者】St.Laurentius ザンクト・ラウレンティウス
【品種】リースリング

「ゼクト」はドイツ国内で加工、瓶詰めされたスパークリングワインです。
はちみつレモン、オイリッシュ・・・ドイツのリースリングとすぐわかる香りです。後味に多少グレープフルーツの苦味を感じました。
とてもフルーティーで口当たりもよくて、それでいてさっぱりとしていて、なかなか美味しいスパークリングでした。アルコール度数12.5%なのでスティルのリースリングと変わりありません。ゼクトはなかなかお目にかかれませんね。



Janisson Baradon Vendeville Brut ジャニソン・バラドン ヴァンドヴィル・ブリュット
【生産地】フランス、シャンパーニュ AOC Chanpagne
【生産者】Janisson Baradon ジャニソン・バラドン
【品種】シャルドネ、ピノ・ノワール、ピノ・ムニエ

人気のRMだそうです。ピンクのハートのラベルがかわいい♪ バレンタインにいいかも。

泡オンチですが、いいスパークリングは舌触りが違います。きめが細かくて、なめらか。

でも気をつけなければいけないのは飲み過ぎ。口当たりがいいので、ついつい飲んでしまいます。もう1つ、ゲップにも気をつけなければいけません。

今夜の会は参加人数が少なく余ってしまいましたので、そのうち2本をお持ち帰りさせていただきました。泡は翌日までは置けないとばかり、家に帰ってから全部飲みほしてしまいました。量はそれほど多くないと思いますが、体調がイマイチだったのかな、翌日二日酔い。あ~あ、です。

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