ある日のmacchan

ワイン&グルメ、旅の記録

Pesceco ペシコ

2024年02月08日 | ななつ星in九州5
ななつ星の旅も3日目を迎えました。

今日は3組のグループに分かれました。

事前に「島原鉄道の旅プラン」を申し込んでいましたが、ランチのレストランは2カ所あり、どちらになるかは最終日程表でわかりました。

10:15 旅館発 タクシーで島原市にあるレストラン「ペシコ」に向かいます。

山・海の素晴らしい景色を眺めながらドライブ

平成新山


1990年普賢岳が噴火活動を開始し、その後普賢岳山頂部に溶岩ドームが成長し始めて主峰を超える高さとなり、「平成新山」と名付けられました。

島原城


ペシコに到着






ミシュラン一つ星を獲得し、半年先でないと予約が取れない、人気のイタリアン。島原で育ったシェフが奥さまと2人で営んでいます。

店内の窓より


お食事は6席しかないカウンターでいただきました。


「里浜ガストロノミー」

メニューは食材だけが書かれ、何が出てくるか想像します。


東彼杵(ひがしそのぎ)町の白茶


飲物は御食事に合わせたペアリング。7アイテム

シャンパーニュで乾杯!(写真なし)
Gosset Grand Reserve Brut
ゴッセ・グラン・レゼルヴ・ブリュット

「浜辺の散歩」1皿目 エタリのタルト


「エタリ」とは「カタクチイワシ」 蒸したさつまいもの上に米粉せんべい、干したエタリが載せられています。塩辛味
1口でいただきましたが、最初から驚かされる1品

「浜辺の散歩」2皿目 雲丹とイカのパイ


2杯目はイタリアの白ワイン
Bianco Muni / Daniele Piccinin
ビアンコ ムーニ/ダニエレ・ピッチニン(ヴェネト州、シャルドネ、ドゥレッラ)


「波紋のように」昆布水の泡 中にカンパチとフグ


3杯目はブルゴーニュの赤
Bourgogne Hautes-Cote de Nuits Le Priuere / Aurelien Verdet
ブルゴーニュ オート・コート・ド・ニュイ ル・プリュール ルージュ/オーレリアン・ヴェルデ


「出汁」牡蠣


車海老にかえていただきました。


4杯目は玉名のシェフのご友人が作られているデラウェアを、熊本ワインに委託醸造して作られたワイン


「ふくどめ小牧場」(鹿児島鹿屋)豚の希少な品種「サドルバック」のハム


薄くスライス。マナガツオのフリットが包まれています。


5杯目は日本酒
産土(うぶすま)山田錦 花の香酒造


「多比良ガネ」 ガネのそうめん


ほとんどいただいてしまってからのものですみません。


「ガネ」とは「ワタリガニ」の地方名。蟹身と島原そうめんを和え、蟹味噌、サフラン、トマトで味付けしてあります。

6杯目はオーストラリアのシャルドネ
ADA / Si Vintners
ADA/スィ・ヴィントナーズ(マーガレット・リヴァー シャルドネ)


「風物詩」くつぞこ




「くつぞこ」とは「シタビラメ」のこと。オリーブオイルを入れて蒸した「くつぞこ」の下にクレソン、じゃがいものピューレ、椎茸



最後7杯目はサヴォワのジャケール
Vin de Savoie Jacquère / Domaine de Chevillard
ヴァン・ド・サヴォワ ジャケール/ドメーヌ・ド・シュヴィヤール


「ひとつの鍋」リゾット




本日使った全ての食材を使った出汁で作られたリゾット。食材を最後まで使い切り、全ての味が凝縮されています。

ホーリーバジルのハーブティー


「懐味」ジェラート


去年亡くなられたシェフのおばあさまが子供の頃に作ってくれた、大好きだった「べったら餅」をイメージ。
あんこの上に、さつまいもとチーズのジェラート きな粉がかかっています。

とても手の込んだ、優しい味付け。島原産の朝獲れの魚介、地元の野菜、ここでしかいただけない食材を使ったお料理。シェフの島原への想いが一皿一皿に込められいました。

ペアリングも素晴らしかったです。

レストランを発つ前に、お隣にあるお魚屋さんに寄りました。


シェフのお父さまが営んでいらっしゃいます。お父さまも紹介していただきました。シェフは色々なところから食材を仕入れているようですが、もちろんお父さまのお魚もです。

最後にシェフご夫妻にお見送りしていただきました。

ごちそうさまでした! ありがとうございました!

ななつ星にも感謝です!

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