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広島東洋カープの落日

2020-08-31 07:26:00 | 日記
昨日の広島-阪神戦で広島東洋カープは延長戦に持ち込まれ、三番手フランスアが大山悠輔にライトへのツーベースヒットを浴びて二失点し、試合を落とした。

昨年から戦力ダウンが激しい、やはり丸佳浩を読売ジャイアンツにFAで引き抜かれたのが痛いのか?

一昨年までなら一方的に阪神は広島に押されて負けているに違いない。

一番田中、二番菊池、三番丸のタナキクマルが悉く機能し、若き四番打者鈴木誠也の追い打ちでいつも勝っていた。脇を固める選手もブラッド・エルドレッド、松山竜平、帰ってきた新井貴浩など多彩であった。

まだ松山は機能してはいるが、その後の役者が足りない。

坂倉将吾はまだ若くそこまでの力がない、将来性はあるが。

田中広輔はかっては一番を打ったが今は下位を打つことが多い。

菊池涼介も出たり出なかったりする。やはり、優勝を続けていた四年前から一昨年とは明らかに違う。

それだから読売ジャイアンツに全く歯が立たない阪神が勝てたりするのだが。

四年前に京アニの名作『けいおん!』(原作かきふらい)のパロディと言うかノリがおバカな漫画『ばくおん!!』がTMSによりアニメ化された。

広島が優勝をひた走る時期と被っている
登場人物に例えるならば主人公の佐倉羽音は丸で、バイク部の後に部長になる天野恩叉が菊池で、鈴木誠也が鈴乃木凛で、田中が三ノ輪聖と言うことになる。新井貴浩は来夢先輩か?

あの漫画は意見の合わない恩叉と凛を和らげるために佐倉羽音が存在した。

この微妙なバランスが曲がりなりにも作品として成り立たせていた。

極端に言うと今の広島は佐倉羽音的ポジションの丸佳浩を読売巨人軍にFAで引き抜かれてから打線が成り立たなくなった広島と似ている。

やはり丸佳浩のポジションは簡単には埋まらない、3年間も優勝を逃して広島に煮湯を飲まされ続けた読売巨人の見境なき引き抜きであるが、痛すぎる。

その人的補償で移籍した長野久義は昔と比べると著しく衰えている、全盛期を過ぎたから。

主演交代は上手くやらないと失敗する、それでしくじった物語は多々ある。

やはりバランスを崩されると、破綻するものなんだよな。

ともあれ汚い手を使った読売巨人もしやったりである
戦力を削ぐのに成功した。

しかし一つのチームを潰す結果になった、あの球団のやり方は
『自分たちより上に行く球団は目障り』と潰しにかかるというやり方である。

『野球は脚本のないドラマ』ではない、日本プロ野球、セントラルリーグには必ず巨人が常に勝ち続けなければいけないと言うシナリオが常に描かれている。リック・フレアーか?

実にフェアじゃないアンフェアなやり方が読売巨人軍が行うために日本プロ野球は常に歪である。

これが日本プロ野球の問題点とも知らずに。




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