骨董品収集品の記録

自分の集めたアンティークを載せてます

古伊万里小皿

2024-04-07 15:38:00 | 日記
我が家のコレクションをこうして振り返ってみると小皿ばっかりです。
このお皿は今から20年くらい前に馴染みだった古道具屋さんから購入したものです。
藍九谷ということでした。当時は藍九谷というものがなんなのかも良く分かっていなかったと思います笑
当時確か縁のホツがあるのに4万ちょっとぐらいだったと思います。
今だと同じようなものでも、傷ものだと数千円で買えてしまうようです(^^;

図柄はアヤメに見えます。
違うかもですが
因みにアヤメやカキツバタやショウブの違いが良く分かりません笑
改めてネットで調べると

1つ目のポイントは花弁の根元部分
アヤメは網目模様、カキツバタは白い筋、ハナショウブには黄色い筋が入っています。

2つ目は生えている場所
アヤメは乾燥したところを好みますが、カキツバタは水の中に生えています。ハナショウブはちょうど中間で、半乾湿地でよく見かけます。

コピペですが上記が違いのようです。



よく見ると墨弾きの中の絵付けも葉っぱの所はダミを濃くしたりしています。
手がかかっているなあと感心します。

ですがこっちの方若干ぐちゃぐちゃに塗られており、ちゃんと塗ってよ!と思います笑

裏銘は残念ながら無しです。

しかしながら裏の文様は少しおもしろいのではないかと思います。

口径14.0高さ2.8底径8.9
17世紀後半にかけて寛文あたりなものではないかと思います、

個人的にこの墨弾きの縁まわりにワンポイントで花だったり鳥だったり盆栽だったりの余白もいかしている構図のお皿はすごく好きです。
侘び寂びを感じることができているのでしょうか!?笑
我が家にはこの皿のみですがこの構図を一つのカテゴリーとして蒐集するのもいいなあと思っています。
まあ金額の合うものがあればですが(^^;



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6 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
ぽぽさんへ (Dr.K)
2024-04-07 16:07:15
この手は、以前は高かったですよね。
これよりも大きくなると、更に高くなりましたから、なかなか手が出ませんでしたよね。
私の場合も同じです。結局は5寸皿が多くなりました(~_~;)
でも、良い教材にはなりましたよね(^-^*)
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Unknown (ぽぽ)
2024-04-07 18:22:38
Kさんへ

おっしゃる通りこれ以上となると手がだせませんでした。(^^;
そもそも私の行っているような田舎の古道具屋あたりではこれ以上のものもあまりお目にかかる機会はなかったように思います。
やはり大きくなると値段が高くなるのでお店の方も扱いにくい所はあったかもしれませんね。(^^)
教材というのもまさにでして、手にとってみるのがやはり重要なんだなあと最近特に思います。
あと5寸のいいところは場所をあまりとらないところでしょうか??
コレクションにはもってこいですね。
しかしながら大きくて見栄えが良いものが欲しいのも本音ではありますが笑(^^)
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ぽぽさんへ (遅生)
2024-04-07 18:41:45
小さいながら、存在感十分ですね。
これだけ余白を大胆にとるのは、日本の絵付けならではです。
染付けのリングがグルっとあり、真ん中に小品を・・・にくい配置ですね。
確か、酒田の人さん好みでもあったように思います(違ってたらゴメンナサイ(^^;)。
コレクションが似てきていますね(^.^)
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Unknown (ぽぽ)
2024-04-07 19:08:46
遅生さんへ
余白の使い方はやはり日本的でよいですよね!後の柿右衛門に通じるものがあるのかなあなんて想像します。
コレクションに関しては酒田さんの藍九谷病にすごく共感させていただいています。(^^)
酒田さんの背中を追いかけているよう思います。もちろんKさんにも多大に影響を受けて色絵の勉強を始めたりしております。
皆様に刺激を頂き楽しく蒐集できているのが本当に有難いです(^^)
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ぽぽさんへ (酒田の人)
2024-04-07 23:07:07
典型的な藍九谷と言っていい品ですよね!
墨弾き、見込みの文様の描き方、さらに裏文様
どれをとっても「The 藍九谷」だと思います。
古伊万里の場合、七寸と五寸の間には大きな壁があり、ワタシも予算の関係で五寸皿が主力です。
延宝以降の様式化されていく伊万里とは違った自由さ、これが大きな魅力だと考えています
ところで「藍九谷病」ですが、昔と違い安く治せるようになりましたが
七寸サイズは相変わらずなので注意が必要です。
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Unknown (ぽぽ)
2024-04-08 00:15:53
酒田さんへ
当時はなんとも思いませんでしたが、今思うのは、やはり裏銘があればバッチリだったなあと思います笑
なんか銘が入っていた方が好きなんですよねー(^^)
7寸皿はまだまだ金額的に相変わらずでしたか!
確かにこの時代の焼成技術では大きく焼くのは大変だったとか聞いたような気がします。寸倍とかいう言葉をヤフオクの誰か出品者が言っていたような気がします。
5寸皿が該当するか分かりませんが一寸大きくなると上手く焼けるない確率が倍とかどうとかだったかと思います。
それでも7寸もがんばって欲しいなあと思えるなんて昔から比べたら良い時代になったもんですよね(^^)多少の複雑さはありますが笑
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