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「あるものをない」という国家や行政はおかしい、と国家100年の計から立ち上がった前川前次官に「官僚たちの夏」をミタ

産経、佐川国税庁長官を批判 社説で 安倍寄り右翼新聞なのに転向? 役人の矜持、前川氏と好対照

2017-12-06 09:24:53 | 日記
一貫して安倍晋三政権を擁護し、「ネトウヨ新聞」(失礼!、#1)路線を突き進むあの産経新聞が、佐川宣寿(のぶひさ)国税長長官を社説で痛烈に批判しました。

産経新聞・社説)「森友」と財務省 官僚としての矜持見えぬ(2017.12.3 05:02)

(写真は日刊ゲンダイ

本来であれば、安倍応援団の産経にとって「確認することを控えさせていただく」などの迷答弁で安倍昭恵夫人を守った佐川国税庁長官は”国民栄誉賞の授与を”くらいに持ち上げてもいいはず。ところが、産経ウェブでついに「「日本を貶(おとし)める日本人をあぶりだせ」(#1)と言う見出しをつけるほど落ちぶれてしまった産経が、社説では一転して以下のように展開する。
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・「適切に処分した」との答弁者こそ、前理財局長の佐川・国税庁長官である。
・後輩(太田充・現理財局長)は「金額の話はしたが価格交渉ではない」などと苦し紛れに答えている。
・これが「官庁の中の官庁」とまで言われた財務官僚の姿、振る舞いだろうか。
・財務省のみならず、政権全体で厳しく受け止めるべき問題だ。
・安倍晋三首相が「適切に処分したと報告を受けていた」と語ったのは、自らの責任をかわすことに力点を置くように聞こえた。
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安倍応援団である産経新聞にしても、事実かどうかを唯一の判断の基準とするジャーナリストの視点からは、今回の森友問題の財務省の行動は看過できないと判断したと見られる。

財務省は落ちぶれた。官庁中の官庁どころか、いまや3流官庁に堕落した感もある。「末は博士か大臣か(古いか)」の価値観を持つ世の母親たちも我が子に「将来は文科省の前川さんのような矜持を持ったお役人さんになりなさい」と言うと同時に「財務省理財局長を経て国税庁長官になった佐川さんのような人にだけはならないでね」と言っている。
 ヤメ財務省ブランドを活用しながらも、財務省批判を繰り広げて古巣から煙たがられてきた高橋洋一氏は、それでも財務省出身の”矜持”からか、前川喜平氏の一連の行動を「3流官庁の文科省の敗北」などと罵って溜飲を上げ、ネトウヨの支持を受けてウェブコラムのアクセス(半分はネトウヨの動員や技術者による”ロボットアクセス”と見られるが)を集めている。
 しかし、今回は国民目線で言えることは、後世の歴史家が見れば、前川喜平氏こそが「官僚たちの夏」のモデルとなった佐橋滋氏のような役人中の役人の矜持を持った人として評価され、佐川国税庁長官を始めとする財務省の役人については、「人材難、人物の劣化」と記されることであろう。

(#1)経済的な生き残り戦略の見地からは、党ブログ筆者は実は産経新聞の経営戦略を評価している。紙の部数は155万部(ABC協会、2017年1〜6月平均)まで落ち込んだ今、米国のトランプ万歳メディアの「ブライトバート」的な路線を取らざるを得ない取らないとみている。
(#2)これはネット検索の9割を占める独占企業、グーグルのアドセンスの広告収入に頼るため。アクセス数に応じて広告がクリックされるため、クオリティよりもアクセス至上主義にならざるを得ない状況になる。警察前に白い粉を落としてダッシュする映像をグーグル(ユーチューブ)に投稿した”自称広告業”のと同じ次元。

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森友・加計、不信拭えぬとの声が続々

2017-12-05 10:30:53 | 日記
いつも見に来ていただきありがとうございます。森友・加計問題の不信は拭えていないとの声が続々とコメントに届いており、ありがとうございます。すでにコメントをご覧になった方には重複しますが、いずれも鋭い指摘ばかりなので、ここにまとめて再掲いたします。国会では7日に加計問題で連合審査会が開かれます。国会も追及の手を緩めず、当ブログでも粘り強く発信していきます。安倍信三首相の祖父の岸信介氏は強引な日米安保改定に反対する国民の執拗な声に抗え切れなくなり、退陣を決断しました。なかなか変わらないからと言って、声を上げなくなれば終わりです。

時事)7日に「加計」で連合審査=参院(12/4)
産経)7日、参院で「加計」質疑(12/4)
BLOGOS)認可でさらに強まった安倍首相への疑惑 加計追及は野党連携課題か(横田一)(2017年12月04日)
東京新聞)森友・加計問題 究明の手綱を緩めるな(2017年12月1日)

(編注)赤字は当ブログ筆者の責
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Unknown (Unknown)2017-12-04 22:54:17
今モリカケ問題を中心に二つの側で綱引きが行われている印象だ。一つは、政権側、他はそれを問題視する側。
ネット空間では、いわゆるネットサポーターと見なされる人達は、とにかくモリカケに敏感な様子。批判が図星だったりすると、内容とは別の、選挙で勝ったとか、支持率がどうのとかで反応。それでも批判すると、今度は罵詈雑言、バカ、キチガイ、死ねの類。足立某議員と通じるものがある
色々見ていると彼らは、国民がモリカケを注視する事を極力避けたいらしい。ともすればモノゴトを二分化していく傾向だ。
曰く北朝鮮(韓国)と日本、左と右、与党と野党といった対立構造を煽る。それも、皆思考類型が共通している。
そういう形でモリカケ問題を雲散霧消させたいのだろう。なぜこんな事が起こるのか?彼らの思考は集団思考、本当にモノを考えてはいないように見える。人の尊厳としての思考はこういう所には存在していない。とにかく今ネット空間は異常だと言わざるを得ない。

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Unknown (Unknown)2017-11-30 21:20:11
官僚の答弁を聞いていると日本語って難しいと思います。(もちろん皮肉です)

あんたら、何のために官僚にになったの?って聞きたいのですが、「自分のため」と即答されることでしょう。
誰もかれも自己保身に走ってきました。

政治家も官僚もこんなですから、国の将来に夢も希望もなくなりますね。
(でも、そうでない人もきっといると信じたい)
前川さんのお話が聞きたいです

Unknown (ちーちゃん)2017-12-01 13:43:37
私も、前川さんのお話聞きたいです!
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モリカケ質疑 (匿名)2017-11-28 22:44:25
加計が問題にされる度、首相は「前川さんも私が指示したと言っていない」と度々前川さんの名前を持ち出して否定している。
前川氏は、どこかの講演で、「直接の証拠は無いが、状況証拠がある」しかも濃厚と言い切っている。こういう意に反する形で首相に度々都合よく自分の名前を使われて前川氏もさぞ迷惑な事だろう。
モリカケの質疑を見ていて、政府には一様に「何故」の発想が欠けているようだ。適切な事が今「なぜ」不適切になったのか?部下を信頼してやった事が間違っていたら、トップはなぜそうなったか、理由を検証するのが普通である。
しかし政府がやっているのは、何を追求されても柳に風と 逃げの一手、ズラしの一手でやり過ごそうとしている。
何故か?検証等出来ない。説明できる、「理由」が何一つ無い。「首相1人」がその全ての理由だから。
説明が本質的に不可能という状況。
だからモリカケより、もっと大事な問題がある、野党は時間を浪費したと逆に非難され、その挙句、追求する者は、嘘つきの犯罪者に仕立てられなければならない。

虚妄の国会 (匿名)2017-11-30 22:13:41
安倍首相の、答弁を一部テレビ中継で見ていて印象に残った事があった。
それは、加計問題で篠原孝議員が質問に立った時である。
篠原氏は、原則論として獣医学部の設置が不必要であり、加計学園が不合理であると、データーを用いて説明。これは、前川氏も、主張されていた事で鋭い切り込みだと思った。
これに対し首相は、鼻で笑うような小馬鹿にした表情で聞いていた。そして答弁では、最初は相手を持ち上げ、次第におちょくり口調 になり余裕の態度だった。
相手が図星の事を突いてくると、なぜこういう態度になるのかと違和感が残る
それは、テレビの前で「こんなつまらんことを追求するのか」と問題を矮小化して見せたいという事なのだろうか?
テレビは、口先だけではない、話者の表情、仕草、態度全部映し出すある意味恐ろしいメディア。いわゆるボディーランゲージまで如実に見せる。その事を十分承知の上でのパフォーマンスだろう。しかしこれは、逆に真摯な態度、謙虚とは裏腹に見える。
こういうやり取りを見ていて、なぜかゾッとするような闇を垣間見たような気がした。
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Unknown (Unknown)2017-11-20 20:39:51
最近の加計情報を総括するかのような記事をみつけました。
ご存知かもしれませんが。
https://www.chosyu-journal.jp/shakai/5712(長周新聞)

加計認可への疑義 (匿名)2017-11-22 08:22:29
林文科大臣が加計認可した時、前川氏は、「大学行政に汚点を残した」とコメントされた。随分マイルドな表現である。立場上致し方無いのかも知れないが、これは正確には「首相の犯罪」と言うべきではないか?こんな事を言うと一斉に政権側サポーターから「証拠を出せ」「お前が犯罪者」等と袋叩きに会いそうだ。
しかしこれは、例えて言うと
ある子供が、他人のモノを盗みポケットに入れたが、口で否定して逃げ回るだけでポケットは、頑として見せようとしない
その上で逆に「盗んだと言うなら証拠を出せ」と開き直っているのに似ている。そしてその子の親が、金持ちの有力者だったりすると、疑いをかけた子の方が犯人にされてしまう という状況。
加計問題でポケットに入れたと疑われているのは、政府が本来「最も透明化するべき義務のある」国民の税金である。
中身を見せないで(あるいは見せたと強弁して)何故認可になったのか?今まで犯罪の疑いだったが、認可の決定で、犯罪も又「確定」したようなものではないのか?と思う。

加計認可に疑義② (匿名)2017-11-26 14:20:32
林文科大臣は、加計認可が「適切なルールに従ってなされた」
と発言した。
それは「違法性がない」「適切な法に則って」等と同じく政権側が大好きなコトバらしい。そう言ってしまえば泣く子も黙る伝家の宝刀とでも思っているのだろうか?
ところでこの「法」とは何だろうか?
「行政」とは文字通り「法」を行う所である。
行政の中の法とは「行うー行為ー過程」の中に見出すべきものだ。
「行為」とは単に口先で唱える念仏とは違う。
加計認可で法的正当性を主張するなら「行為の過程ープロセス」を詳らかにして検証するのでなければ意味が無い。
しかし、加計認可の過程で政府がやったのは、過程ー行為が全くブラックボックスであると見せただけである。
それどころかそのブラックボックスに、呪文のように「適切なルール」とお札を貼って中が開かないようにしている。
これが「適切なルール」と言うならこういう「行為」こそ法を蹂躙する違法な行為と言うべきではないか?
国会を開いて追及を受ければ、うっかりその箱が開く危険性がある。だから国会は極力開かないという事なのだろう。
今日本は「モリカケ」を中心に社会が大きな渦の中にあるように見える。国会、財政、経済、外交、メディア、行政組織
およそあらゆる政治に関わる渦。
国民はそれに巻き込まれるべきではない。第三者のチェックの眼が今ほど必要になっている時はないと思う。


前川喜平氏「総理のお友だちにだけ特権」

2017-12-04 08:19:26 | 日記
産経新聞)認可に前川喜平氏「総理のお友だちにだけ特権」(2017.11.14 21:20更新)
WEBRONZA)[60]前川喜平氏の中学授業と原一男監督の矜持(金平茂紀 TBS報道局記者、キャスター、ディレクター