哲学者の言葉_立ち止まる、心を癒やす１／２

山の案内　歩き日記　哲学者の言葉　雑誌「プレジデント」より

◆梅原　猛（日・哲学者） 　 　煩悩を断つのは大変だ。 　でも逆に煩悩を断ってしまうとエネルギーがなくなってくる。 　煩悩はいい意味で利用することが大切です。 　仏・菩薩がかける誓願「煩悩無数誓願断」を解説した一説。 ◆F・ニーチェ（独・哲学者） 　合理性ばかり追求して心の余裕をなくし 　人間らしい事柄をも無駄だと見なしていると 　結局は人生そのものを台無しにする。 　 　疲れを感じたら 　無駄にあれこれ考えずに休むか寝てしまおう。 　「超訳」ブームでこうした「癒やし」の一説も知られるように。 　前者は著書「漂泊者とその影」、後者は同「悦ばしき知識」より。