歩き日記

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吉之元町折田代を歩く

2010年02月12日 | Weblog
 山の案内 歩き日記 吉之元町折田代の案内

 「きれいだよぼくらの町は日本一」吉之元小 吉之元共遊プロジェクト標語より
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 道路状況
 全線舗装道路で問題なく歩ける。急坂もなく楽に歩ける。道標はない。
 ただし県道31号線は車の通行量が多いので注意しよう。

 歩行距離12.2km+1.6km(ロス)=13.8km 歩行時間4時間10分
 ☆歩行時間 P(9:02)→ロス(30)→(9:54)B(9:56)→(10:23)C(10:37)→
       (11:20)D(11:22)→(12:08)H(12:12)→(12:40)P(13:22)

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 吉之元町は、霧島山系登山口アクセス道路(県道31号線)周辺にひろがる村である。私は、村の言葉に優しさと安らぎを感じるので、あえて村と表現したい。

 この村の魅力は、背景の霧島山系と、高千穂峰南東面の赤い溶岩流の痕跡である。その赤い斜面の迫力には圧倒される。その山々の前にひろがる美しい農村風景、懐かしいふる里の風景である。私は、この村の魅力に虜になり度々訪れている。

 いつもは車で移動し、美しい農村風景を撮影していたが、新しい発見をしたいと今回歩くことにした。「よしのもと共遊の館」駐車場に8時40分着。準備をしていると、ゴミ袋を持った村のご婦人達がワイワイと賑やかに車から降りてこられた。

 「高齢者クラブの活動ですか」「違います!みのり会です」ときっぱりと言われた。高齢者とは失礼なことを言いました。お話しによると「みのり会」では、美しい村づくりの一環として、ゴミ拾いをされるとのこと、美しい村づくりの素晴らしい活動である。

 無理にお願いし、全員(レットさんが参加)で記念撮影をしました。今日のレットさんは、リード付きの歩くきとなる。ちと機嫌が悪い。「悪くないよWon」「失礼しました」。途中、田んぼに菜の花が咲いていたので撮影する。



 狭い舗装道路を短く歩くとA地点(県道31号)に着く。ここを右折し高千穂牧場を目指す。県道31号線は交通量が多く、車に注意しながら、レットさんに注意しながら歩く。「レット気をつけろよ」「Won」。



 県道を歩いていると、右側に「ドッグカフェートプカー」の看板見える、立ち寄ると大きな犬が三匹昼寝をしている、店の主人に「看板犬ですか」と聞くと「そうです」との返事であった。

 躾が良くできた犬で、スタンダードプードルとラブラドール・リトリバーである。看板に介助犬パトちゃんと書いてある。

 快適に歩き、ふと振り向くとレットさんの首に巻いたハンカチがない、どこかで落としたようだ。105円ハンカチだがもったいない、引き返すと道路に落ちていた。ホット一安心しまた歩きはじめる。

 ロスタイム30分。宮崎、鹿児島県境をこえると高千穂牧場入口に着く。案内板に従い県道を左折し歩く。ここからは交通量が少なく安心して歩ける。

 途中、馬牧場があり、立ち寄ると遠くでこちらを見ている馬がいる。口笛を吹いたり、馬のいななきをまねたりするが「馬耳東風」の完全無視で近づいてくる様子はない。しかたがないのでズームで撮影する。



 馬に別れを告げあるくと、霧島たまご牧場の看板が見える、綺麗に整備された煉瓦風歩道を歩くとまもなく高千穂デイリーファームが見えてくる。



レットさんは、高千穂デイリーファームに入れない。周辺で風景を楽しみレットさんをモデルに写真撮影する。しばし風景を楽しみながら給水タイム、レットさんが旨そうに水を舌先で飲んでいる。

 給水後、桜並木を歩くと、昼寝をしていた牧羊犬が、俄に起き上がり吠え威嚇をするので、吠えるなと「ワン・ワン・ワ~~ン」と犬語で諭すがが効果はなかった。(-_-)



 牧場内の桜並木の市道を下ると桜並木が消え、広葉樹林帯に入る。川のせせらぎを聞きながら歩くと視界が開け田園風景の中を歩く。ほぼ平坦な舗装道路を快適に歩くと、十儚画荘の案内板がる、立ち寄ってみたが、画荘には誰も居なかったので、モニュメントを撮影する。



 しばらく歩くとE地点に着く、ここから右折し歩くと、懐かしいふる里の風景が広がる里路風な市道になる。高千穂峰を背景にした農村の風景が郷愁を誘う。その風景に感動し撮影。

 途中、「おやつの店木の鈴」に立ち寄ったが閉まっていたので、お店を撮影する。お店から暫く歩くと・荒武神社、吉之元小学校が見えF地点に着く。



 F地点を左折し、やや急坂な道を歩くと高千穂峰を背景にした、ちょっと高台の美しい田んぼでおやつタイムにする。レットさんをモデルに撮影後、熱いお茶を飲み、ホットケーキサンド食べる旨かった。レットさんもおやつタイムだ。



 おやつの場所から直ぐに吉之元小学校が見えてくる、そこを尚も下り左に折れるとG地点に着く。ここを左折すると吉之元小学校正門に着く。ここを右折し左にに折れると荒武神社に着く。

 荒武(荒嶽)神社には、「天の逆矛伝説」が伝わっている。天永3年(1112)の高千穂峰大噴火の時、天の逆矛が西岳村(現西岳町)山中の不動石に落下し荒武神社にご神体として奉納された。

 その「天の逆矛」は、終戦直後の混乱で紛失してしまったが、2001年、地元出身の丸山栄一氏よりご神体のレプリカが寄贈されたのを機に荒武神社を新築したと案内板には書いてある。

「天の逆矛 」行方不明説

 その1:「天の逆矛」は黄金製で、終戦前後日本軍兵士が盗んだため、
     行方を探したそうだが、見つからなかったとの説。
 その2:終戦直後に、赤星と言う人が持ち去り、
     現在は大分県のある旅館に祀られているとの説。

 もともと荒武神社、現在の位置でなく霧島山金剛院明観寺跡地あった。レプリカの「天の逆矛」は神社の中に鎮座され見ることができる。
 



 荒武神社から引き返し、県道31号を左折する湯穴(つあな)温泉とショッピングマツナカが見えてくる。ここからさらに歩くとマルケイストアが見える。ここを右折する。



 右折し坂道を登ると美しい農村風景が広がる。風景を楽しみながら歩くと、出発したP地点に着く、風が吹き少し寒い。幸いに小屋があったのでそこで昼食とする。昼食はカップラーメンとかしわおにぎりだ。

 熱いラーメンが美味しかった。レットさんにドッグフードを与える。しばし休憩し帰路につく。美しい農村風景を満喫できた心安らぐウォーキングでした。(^_^)v

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☆後日談

 後日、吉之元町を訪ねる機会があったので、明観寺(みょうかんじ)跡を訪ねた。訪ねて吃驚した。山の中にひっそりと石柱が立ってると思ったが、綺麗に整備されている。この山の持ち主であるKさんにお話を伺った。

 Kさんは、平成13年から水車、池、四阿、階段、芝生、植栽などの公園整備されてきた。一緒に公園を歩きながら「ここが寺跡で、こちらがお坊さんの墓跡です」といろいろ説明を聞くことができた。

 これから倒れた墓を元に戻し供養したいと言われた。今、来訪者のための駐車場を整備されている。楽しそうに夢を語られるその姿を見て、羨ましいと思った。夢に向かい一生懸命働くその姿に感動し別れた。

 


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