歩き日記

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「塩の道」登山口から七熊山に登る。

2016年04月15日 | Weblog
山の案内  歩き日記 七熊山の案内(塩の道登山口) アクセス→往路(国道10号~登山口まで) 復路(登山口ら国道221号まで)

 (P:駐車場)10:28→10:30(A:登山口)→10:55(俵置場)11:02→11:25(B:山頂)11:41→11:45(C:分岐)→史跡や花を見ながら→12:20(D:坊屋敷跡)
 (D)12:27→(C)→12:45(B)12:51→13:25(A) 歩行時間:2時間57分。 標準歩行時間(B地点まで/休憩含まず):登り50分/下り40分/計1時間30分

 市町村合併で「村」の名称がなくなり、寂しい思いをしている私、そんな村のひとつ小林市須木の七熊山(ななくまやま)に登りました。七熊山は東西に延びる山尾根が7つの峰で曲がって形成され、七曲(ななくま)が山名の由来です。山腹に「塩の道」と称する古道があります。

 今回は、「塩の道」を辿り、登りました。「塩の道」は、須木村からこの山を越え、暮らしに必要な塩や物資を運ぶために利用した、馬道で、須木村からキノコなど山の名産物を海の村へ運び、塩と交換し運んだ道との説もあります。西南の役で、人吉で戦いに敗れた薩摩軍が、政府軍と戦った古戦場跡でもあります。
 登山道は、登山口のひぇ~~木段以外は、大変歩きやすい、道標、目印テープも設置してあり、迷う心配はない。踏み跡不明瞭な登山道、登りと風景が違う下山時は、目印テープをしっかり確認しながら歩こう。

 急坂、やや急坂、緩やか、平坦、下り、登りと変化する登山道である。途中、短い、ひぇ~急坂が1箇所あるが、短いので問題ない。ほぼ全線、塩の道跡を歩くが、藪や荒れた区間は、塩の道を外れる。
 14日熊本地震、娘が熊本市に住んでおり、夜、住宅近くの広場に避難しているとの、連絡が入り、都城市に帰るか、しばらく様子を見るとのこと。こまめに連絡をとると、体育館に避難し余震も減ったので、自宅に帰り寝るとのこと。早朝連絡すると、何も問題ないとのこと。で、安心して、登山と相成った次第です。
 地震の関係で、就寝が深夜となり、9時10分自宅発。アクセスは、往路・復路があります。復路が距離・時間とも短いですが、往路が分かりやすいので、往路を紹介します。国道221号で小林市へ警察署前を直進し、市道を走り消防署前交差点を右折し、陰陽石を目指し、国道265号を走り、右折し、県道401号を走ります。
 県道401号は、2車線区間が短く、1車線でカーブ区間が長いので、対向車に注意しながら、奈佐木峠を目指し、慎重に走ります。
 奈佐木峠を左折し、大規模林道を走り、A地点(塩の道登山口)を目指します。林道は2車線ですが、落石が多く、石が落ちてこないように、祈りながら、ヒヤヒヤしながら、走行しました。途中、ネットで、有名な登山口E地点を通過します。E地点から、直ぐに、沢登りになり、その沢にたくさんのヒルがいるそうです。
 奈佐木峠から6.1km、10時10分、P地点(駐車場)着。落石がない、林道路肩空き地を見つけて、駐車しました。準備をして10時28分P地点(駐車場)発。10時30分A地点(塩の道登山口)着。塩の道の道標が設置してあります。
 いつものワクワク会話をしながら、すごい、急勾配のロープ木段を登ります。4本足のレットさんも滑って登れない、そこで一段、一段、レットさんをあげながら、登ります。木段を登り切ると、ひぇ~ロープ急坂、ここをロープをつかみ登ります。両方とも短い距離ですので、安心してね。(^_^)v
 ひぇ~ロープ急坂を登り切ると、塩の道の道標、ここを右折します。ここから、ゆるやか、やや急坂、急坂を繰り返す、尾根歩きとなります。途中、短い、ひぇ~急坂もあります。登山道は荒れてなく、道標、目印テープも設置してあり、問題なく歩けます。
 塩の道の名残を残す、登山道を歩きます。藪になってる塩の道区間は、迂回路を歩きます。広場について、キョロキョロ見回すと、広場の奥に案内板が設置してあります。案内板には、その昔須木郷から高岡郷赤谷にあった、島津屋敷の蔵入り米を運ぶ中継地となっていた場所と、書いてあります。
 もちろん倒木もあります。朽ちた倒木を乗り越えて歩きます。ここまで、七熊山の道標が、ゼロで、果たして七熊山に登るコースかと、少し不安だったのですが、短い急坂を登ると、七熊山の道標が設置してあり、ほっと、安心しました。ここを左折します。ここから山頂は近いです。
 緩やかな登山道を歩き、11時25分B地点(山頂)着。「楽勝だったねwon!」確かに、レットさんいうとおり、楽に登れました。

                                       三等三角点標高928.09m→929.09mです。

 山頂で楽しいおやつタイム。フランソアボルガコーヒーパンとコーヒー、レットさんはいつものおやつ。満足のおやつタイムで、元気になり、11時40分B地点(山頂)発。C地点(分岐)を目指します。急坂からやや急坂、緩やか狭い・広い登山道を下ると、5分でC地点に着きます。ここは、塩の道を歩きたいので左折します。

 緩やか、やや急坂な下りが長い登山道を歩くと、凄く大きな猿の腰掛に出会い、吃驚して撮影。平坦登山道を快適に歩いていると、花掛け杉との道標が設置してありますが、何の意味か分かりません。ミツバツツジが綺麗なピンク色の花を咲かせています。
 新しい目印テープを頼りに、下ったり、登ったりしながら、塩の道を快適に歩くと、水のない、水飲み場に着きます。荷役の途中、ここで水を飲んだのでしょう。
 枯れた大木がデーンと座っています。それを背景に、レットさんを記念撮影。踏み跡の不明瞭な箇所もありますので、目印テープをしっかり確認して歩きましょう。古い目印テープ、新しい目印テープが、混在しています。塩の道を、正確に、辿っているのは、新しい目印テープと思います。可愛い、小さな、小さなハルリンドウが顔を出していました。
 勾配の変化する、登り下りの登山道を歩き、最後の急坂を登ると広場になります。この広場が、坊屋敷跡で、道標と案内板が設置してあります。12時20分D地点(坊屋敷跡)着。案内板には、この地はかって鹿児島藩の一向宗弾圧に抗した信者達が集まり、かくれ念仏を行った場所と書いてあります。

 ここを右折で三ツ岩山です。C地点から約1時間で山頂だそうです。参考までに掲載します。

 12時27分D地点発。快適に歩き、12時45分B地点(山頂)着。山頂で、レットさんに水を与え、背負子から、キャリイをおろし、ドアを開けると、いつもは、イソイソ入るのに、今日は、完全無視、で、完歩しました。元気なレットさん、可愛いでしょう。12時51分B地点発。
 13時25分A地点(登山口)着。レットさんに完歩賞のおやつをやり、荷物を整理し、我が家を目指して出発。奈佐木峠を左折し、須木村内山(大規模林道、県道401号、緑資源幹線林道)、野尻町(ふる里林道、国道268号)経由で帰りました。
 今日の一枚:元気いっぱいのレットさんです。楽山時間2時間57分、暑くもなく、寒くもなく、一部ですが、「塩の道」を歩け、満足。(^_^)v

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