先ほど挙げた、東京大学の入学式で、上野千鶴子氏が祝辞で最後に述べられたところ
『未知を求めて、よその世界にも飛び出してください。
異文化を怖れる必要はありません。
人間が生きているところでなら、どこでも生きていけます。
あなた方には、東大ブランドがまったく通用しない世界でも、どんな環境でも、どんな世界でも、たとえ難民になってでも、生きていける知を身につけてもらいたい。
大学で学ぶ価値とは、すでにある知を身につけることではなく、これまで誰も見たことのない知を生み出すための知を身に付けることだと、わたしは確信しています。』
この最後のフレーズを読むたびに涙がウルウルしてくる。
そうなのよ、大学で学ぶ価値は、すでにある知を身につけることではなく、これまで誰も見たことのない知を生み出すための知を身につけることなのよ。
そうなんだ、そうなんだと。
私が学生の時にこんなメッセージを頂いていたらと。
しかし、学生の時にもしこのようなメッセージを頂いていても、ピンとこなかっただろうなとも。
あの時は、すでにある知をいかに要領よく身につけて、大学卒業の証を頂き、社会に出ていくかだけしか考えていなかったから。
今だからこそ、今を意識して生きているからこそ、このメッセージが心に響いてくる。
私は今から大学に戻って再び学ぼうとは思わないけど、(それより社会の方が面白いから)多くの友人たちは50歳を過ぎても再び学舎に戻っている。その学びたい欲求はよく分かる。
今だからこそ、真剣に学べる。
あくことなき好奇心、これは私にもまけないくらいある。この好奇心のもとに毎日を突き進んでいる。
それだけで人生は十分楽しい。
未知を求める気持ちは死ぬまでなくならないだろうと。笑
好奇心の結果、アフリカの大地 ここに人間は住んでいない。動物のみ生きている。
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