2022年も12月となり、残すところわずかとなりました。予定では年内に今回を含めあと2つのカップを紹介する予定です。共に個人的にはとても気に入っているカップです!
今回紹介するカップはTommy Wonderの家族が認めている唯一のカップという事で衝撃的なリリースだったRahael & Bluether MagicのTommy Wonder Two-Cupのステンレス製リミテッドエディションです。Limited Editionは真鍮(Brass)製とステンレス(Stainless-steel)製の2種類がそれぞれ25個ずつ作成されて、証明書(Certificate)付きで販売されたものです。木製ケースに入っており、色の異なる袋とボール(ポンポン)が2セット付属しています。しかし、Regular Editionに付いている映像へのURLなどは付いていません。
まず、ケースですが紙のRegular Editionとは異なり木製のケースです。トップには紙製の箱(あれもカッコいいと思います)と同じカップとポンポンつき袋などの絵が彫られた形で表現されています。ちゃんとStainless Steel Versionとも彫られています。木のケースは素敵ですが、写真でご覧になってわかるかもしれませんが、使われている木や中のクッションの生地はそれほど高級感はないです(;^ω^)。
次にカップを入れる袋ですが、赤と青の2種類入っています。ボールに対応するポンポンも、袋に対応して黄色とオレンジの2色が入っています。トミーワンダーのカップ袋は青というイメージが強いので赤というのは少し新鮮ですよね。作りはRegular Editionのものと同じだと思います。
次にCertificateは木製のスタンドに入っており、立てて飾ることが出来るようになっています。フックで吊り下げることも可能なスタンドでした。そこには限定25個のステンレス製カップであることが作者のサインと共に証明されています。サインしているのはBluetherMagicの創立者で実際にカップなどを作っているのはRashaun Chan氏です。Rahael & Bluether MagicのRahaelはRashaun Chan氏の英名なんですかね…私のカップは05/25とのことなのでNo.5という事ですね(実はこれはちがうんですけどね…)。
最後にカップです。私が購入したのはステンレス製の方で重さは182gと通常の真鍮製のものより40g~50g重いです。ズシっと重みを感じれます。とはいえ、Auke Van Dokkum氏のカップに比べて元々のサイズが小さいので、Auke Van Dokkum氏のカップのように重すぎるという感じではありません。個人的にはやや重めのいい感じの重さです。ちなみにこのカップの形はAuke Van Dokkumのカップへのオマージュ(尊敬、敬意、賞賛)からだとTCCの商品ページに書かれていますね。
Regular Editionとの重みの違いが素材の違い(ステンレス製)であるためか、Limited Editionであるためかは真鍮製同士で比較しないとわからないのですが、カップは同じものではないとBluether Magicからは言われています。厚みなどが違うのかもしれません。カップの底にはRahael氏のマークが刻まれています。Regular Editionのカップの底に刻まれていたか、ちょっと手元に今ないので確認できませんが、以前ブログを書くときに撮影した写真では無いように見えます。ただなんか刻まれていたような記憶もあるんですよね…また、レギュラーエディションを引っ張り出してきて確認していつか追記したいと思います…。
ということで、Limited Editionは、ケースはまあまあで、カップはいい感じというレビューでした。購入できたのがステンレス製だったというのもRegular Editionとの区別がつきやすく良かったです。真鍮製もとてもきれいなんですがどうしてもクスんできますよね。そのクスミが銅ほどいい感じの色にならないというか。それともやったことないだけで上手くクスませるといい感じの色になるのでしょうか…。銅は古くなった感じが私は好きな色で、歴史のあるマジックだしピカピカのステンレスはどうかと思っていたのですが、最近はそれもありと思い始めてきました(;^ω^)。数は少ないですがツイッターでアンケートした結果は真鍮よりステンレスの方が上でしたし…
ここからはカップのレビューではなく、入手経緯ですので、あまり面白くないかもですが、記録しておこうと思い書くことにしました。以前のブログ記事で、TCCがこのカップをリリースしたことを速報的に書いたときに、『リミテッドエディションが3つだけ販売されてたようですが売り切れてました…残念』と書きました。まさか手に入れることが出来るとは正直思っていませんでした。
事の始めは「Wonder House's Cups」というカップを知って(キックスターターで知っていれば購入していたのに…残念)それを探しているうちにちょうどBluether MagicがグランドオープンするということでそのWebサイトに辿り着きました。確かに「Wonder House's Cups」はそこで販売されていたのですが、TCCで購入したTommy Wonderのカップも販売されていました。そういえば、箱やビデオでBluether Magicと出てきてたなと思いながらでもそれは持ってるしという事で流してみてたら、Limitedエディションが販売されているではないですか!急いでポチっとしました。すると残りは0となりました。いくつ販売していたかはわかりませんが最後の1個のようでした。と言っても番号は5番ですが…。ラッキーだったと喜んでいたのですが、数日経っても発送連絡が来ない…そこで確認メール(チャット)をしたところ、「赤いポンポンを作るので来週送る」との連絡がありました。ところがその次の週になっても発送された感が無い…またメールで問い合わせたところ、「カップの中が汚れていて我々が販売する品質に至っていない」とのメールが写真付きで送られてきました。確かに中が汚れているというか作り損ねてるというか、きれいではありませんでした。何を今更…と思いつつ、そのカップは通常のカップと違うのですか?と聞くと、「違う」という返事でした。お詫びにジャンボコインを送るから返金してキャンセルにしますか?との連絡が合ったのですが、「外から見たら汚れはわかりませんか?」とかいろいろ聞いているうちに(私の欲しいオーラが伝わったのか(笑))、「では工場に行って新しいものが作れないか確認してきます」との返事。そして「2週間くらいで新しいのを作りますが待てますか?」ときました。そこでもちろんOKと返事をしました。そして待つこと2週間。やっぱり連絡が来ない…メールをして「どうなってますか?」と確認。「工場に確認に行きます」と返事あり。そして「コロナのゼロ対策で工場が動いていません。もう少し待ってください」とのこと。ここまで来たら待つしかない…10日経過して、「どうなってますか?」と確認のメールをすると、「作成者から動画が送られ来ます」と連絡。数日後、Rashaun Chan氏から短い動画(なぜか静止画ではなく動画)が送られてきて、きれいなステンレス製のカップが映っていました。とりあえずホッとして、入手できることがある程度確信持てたものの、その後もなかなか送ってもらえず、送ったという連絡と共に届いたEMSの追跡番号は間違っていて、何日経ってもその荷物は無いという状態だし…そして、間違えていたので正しいのを送るよと言って送られてきた番号で送られていることがわかり、先日家に届きました。2カ月半かかりました(;^ω^)
ちょっと苦労しましたが、いいカップを入手出来て満足しています。もともと購入を検討していた「Wonder House's Cups」はこのカップと次回紹介するカップを購入してお金を使い過ぎたので、ペインディング状態となりました。ブラックフライデーでだいぶ安くなっていたのですが、気が付かず、今は売り切れてしまってます。期間が2日だけで気が付かなかったのが残念です。ちなみに以前ブログで紹介したTCCがKickstarterで出して、10分で100%、最終目標の1658%も資金を得たUntrammelled(Ball & Vase)の追加(オプション)販売としてカップ&ボールのバッグが売られました。これがおそらく「Wonder House's Cups」の袋です。Wonder Houseつながりでの販売だったのでしょう。しっかりしたバッグです。またいつか「Wonder House's Cups」も紹介できるといいなぁと思っております。
<参考>
Bluether Magicの本商品のページ
Bluether MagicのRegular Editionのページ
TCCのTOMMY WONDER'S CUPS AND BALLSのページ
Wonder House's Cupsのページ