年に2回はポンポン菓子のオヤジがやって来る。
公民館に行って見ると行列で一杯だ!
米を1合を持って脹らませる。
甘くてこれが美味しいんだ!
少し待って!
俺は米を持ってくる!
家に帰って見れば、この時に限って
手伝へと言いやがる。
またの日にすればいいのに?
米1俵を担げてか?
持てっこない!
2人で持つのか。
それにしたって・・・15mも?
少しツライなぁー
10個運びのか?
5個まで運んだが。
それ以後はトンズらだ!
オーい待ったか?
今みんな終わった所だ。
オヤジ俺もポンポン菓子を脹らませてくれ。
もうカタズけでやらない。
何を言ってんだ?
俺は何時間も前から待っていたんだ!
オヤジそんなイケズを言うな!
俺はオヤジの手伝をして遅れたのだ?
ウー!
まー特別にやってやる。
ほーい。
待ってました。
米1合だ
俺も手伝う
ゴザを引いて。
『一ちゃん』も
あのデケーイ機械を持って来てくれ!
よしー!
後はオヤジにまかせた!
いいか?
オーい。
耳をフサゲ。
ボーン!
ドカーン!
よししゃー出来たぞ!
サンキュー!
ザルに入れろよ。
うー!
美味しくて堪らない。
オヤジ助かった。
じゃー帰ろう!
家か?
仕事の止めて途中でトンずらしたから
まずい!?
ポンポン菓子でゴマをするか?
左手を広げて右手で円を廻す。
コリ・・コリ!
帰ったらオヤジはいねぇー!
よかった。
まー!
TVを見ながら食べるとするか?
30分ほど食べていたが。
急に面白い事を考えた。
俺んちにもポンポン菓子?
みたいのがあったはず!
ポカポカふっくらのセンベイ!
米だから柔らかくてポンポン菓子より
おいしいかも知れない。
チョっーと待ってくれ!
ヒチリンで火を作って
内輪で「バタバタ」と
煙がモコ・・・モコ!
家中が煙だらけ・・・煙たくてシンボウが出来ない。少しの辛抱だ!
ほれー見れ、煙が出なくなった。
センベイの器具を温たかくして!
どうれ!
手にツバをつけて・・あチッ・・・ち!
口から唾を吐いた!
『ケンちゃん』
チョっーと・・キタナイ!
今の見てた?
気にしないで、そんな事より今からやるぞ?
米を5~6粒入れてフタをして
グッーと圧縮して!
うー、ジリ・・・ジリ!
ウー、こんな物か?
あー手が圧縮したのが戻ろうとする!
もう辛抱しきれねぇー!
行くぞ!
耳をフサゲー!
「ボーン」と大きな声が家中に響く
ありゃーフタが飛んだ。
上に吹っ飛んだぞ?
注意しろ!
イターイ!
どうした。
上から硬い物が落ちて来た。
「ゴメン」「ゴメン」
上に飛んだ奴は自然の法則で下に落ちてくる。
それ・・それ食って!
苦労したお陰で本当にうまい。
『一ちゃん』
俺もさして?
グッーと!
ボーン!
柔らかいセンベイ4個だ!
俺はセンベイを作るのが好きで
クセになりそう!