「小学生の頃、家族や体のぐあいで別れることになった。
ブラりとこの町に来て、風が過ぎ去るように、他の町に行ってしまう。」
気まぐれの妖精のように!
自分で人生を決めていくならいいが、人の者によって人生を変えていかれる。
こんなことはおうおうにあるんだ。幼い頃にこんなこともある。
それに逆えば、人とも別れて、放浪の旅にいく、
寒さもしのぐながら、今は亡き母をにくんで生きていくんだ。
そんな奴が、突然やってきたんだ!
友との会話にも一気にハジケて、しまうものなのだ。
まず一言の一声が、「ねぇ、あなた、どこで何をしているの?」
この言葉が一番聞いてほしくないんだ。
人は誰しも幸せになっているとは限らない。
幸せなんか、ほんのチッポケの者だけのものさ!
人の人生をたどり着いた道は、険しいものだ。
一瞬の愛に包まれたくて、現れてきたのだ。
ただ楽しい一時を持ち続けていると。
この俺にも、昔のような幸せの日々が来るような気がする。
握ったとしても、パッと消えてしまう!
幸せはそんなものだ!
人の人生観は知らないが、そんなものか?