本日の卒業生は ボルゾイの サージュくん 1歳4ヶ月の男の子です。
サージュ君の飼主さんからは 初め、お電話で
「最近、急に逆切れするようになった、噛むようになり散歩にも行けなくなった」
と、ご相談がありました。
訓練できるかどうか分からないけど、とにかくカウンセリングを受けたいと。
来られた時はようやく御主人が綱を持てる程度で、怖くて全く手入れができないと、
身体も汚れた状態でしたので、室内訓練室には入れず、
屋外の訓練場で御主人とワンちゃんの様子を拝見するところからカウンセリングを開始しました。
ボルゾイの特質を踏まえた対応をお伝えし、
それに沿って歩行とリードから伝わるワンちゃんのメッセージを説明しながらカウンセリングを勧めました。
そうするとワンちゃんも徐々に安心した表情となり、飼主さんも目からウロコ、
本当にちょっとしたことでワンちゃんが変わっていくのがわかるようでした。
翌週には、カウンセリングをしただけなのに 帰ってすぐにシャンプーができたそうです。
カウンセリングの前は撫ぜることもできなかったワンちゃんが
ワンちゃんにはワンちゃんのプライドがあるのですよね。
さて、このワンちゃんは1歳5ヶ月といった月齢のため
やはり、パピーからの訓練に比べると時間がかかります。
ボルゾイも1歳を過ぎると、訓練が難しくなる犬種の部類に入る場合が多い犬種なのです。
今回は本当の基本訓練のみお伝えした形になりました。
これを継続するかどうかで今後が決まります。
どうか、ワンちゃんの尊厳も守り、「正しい可愛がり方」で育てていってほしいと思います。
そして、気品ある、ボルゾイ歩きで散歩して、見る人を魅了させたいですよね。
そんなお話を今後、楽しみにしています。
頑張って下さいね。
お疲れさまでした。