本日の卒業生は トイプードルの ピノくん
「さて、ピノちゃん、写真撮りますよ~」と言った瞬間、
ピノちゃんのお母さんは「うわ~」と言って写真の一覧を指さし、周りを見渡し
「ウチのピノがブログに載るぅ~うわぁ~楽しみぃ~載ったらみんなにメールしよう~」
・・・・・・・・・・・・・・・。 お母さん。。。。。プレッシャーです
そんなピノちゃんは 1歳5カ月の男の子。 お母さんに溺愛されているピノくんです。
仲の良い 4人家族でいつもレッスンにお越しになられます。
「1ヶ月ほど前から急に吠える・興奮すると甘噛みする・・・などの症状が悪化したんです。。。」
と、第一報。
急に??
ん~
とても仲の良いご家族・・・
そこに、ピノちゃんの症状の原因がある・・・?
あ!!お母さんを独占したいのね!!
ん~そう。家族だけの時はちょっと遠慮して・・・ふんふん。。。
で、お母さんとお話ししようとすると・・・
おっと!ぶっかかってくる~!! 危機一髪!
すみませんっ おかあさん! これ、甘噛みではなく、本気噛みです~・・・ びっくりした~
聞くと、ちゅっちゅ ラブラブ
あまりにも溺愛しすぎたお母さんを ピノくんは守ってあげようとしていたんですね。
はい。溺愛して、甘やかし過ぎた結果こうなりました。
これはお母さんがピノくんとの付き合い方を ちょっと見直さなければなりません。
「きゃ~ これが私の楽しみだったのにィ~」
自覚症状ありです。
お母さん。ピノちゃんが みんなから可愛がられるためです。 がまんして下さい!
みんな愛犬は可愛いし いつも一緒にいたいと思います。
でも、相手は 犬 なのです。 で、 “犬にもプライバシーが必要なのです!”
あんまりべったり過ぎると、ワンちゃんも 自分の役割がわからなくなるものなのです。
そしてその距離感もワンちゃんによって違いはありますが 意味は同じです。
毎週毎週のレッスンを重ねて、ワンちゃん同士の会話も経験し、
ピノちゃんの 独占欲もずいぶん軽減されてきて表情も緊張感いっぱいだったのが、柔らかくなってきました。
犬らしくなってきたといいましょうか?
ワンちゃんもワンちゃんとして扱ってあげて、自分の身の丈の役割にしてあげないと、荷が重すぎるのです。
こうして、初回はいきなり吠えつくわ、噛みそうになるわ、はちゃめちゃだったピノくんでしたが
通学してくれるうちに
“こりゃ飼主に問題アリだわ”といったことがわかったピノ一家。
しっかり人間さんにワンちゃんとの お付き合いの仕方を勉強してもらい、卒業するころには見違えるワンちゃんになりました
さて、お母さん。これからも訓練続けて下さいね。
これからもグループレッスンなどで、他のワンちゃんとのお付き合いも考えていきましょう。
そして、足りない部分はプライベートレッスン(フォローアップコース)で補足して行きましょう!
さて、1ヶ月後、どうなっているのか再会が楽しみです。
ピノくん、またね! で、だんだん仲良くなろうね!!