今シーズンの総括をしておきます。
<2017年サマリ※温室で撮影した種を除く>
見つけた蝶:106種類(昨年ー12)
撮影した蝶:105種類(昨年-8)
<通産=採集歴1974-81+2002以降の撮影実績>
見つけた蝶:176種類(昨年+9)
採集した蝶: 79種類(~1981年)
撮影した蝶:175種類(昨年+12)
※これまでに掲載したチョウ一覧:蝶のインデックス (掲載が追い付いていませんが、、、)
<総括>
■カメラやレンズ
今年は特に新しいものは導入せず昨年と同じシステムで活動しました。一点工夫したのは、捕虫網の柄のネジをカメラのネジに変換し、インターバル撮影モードで樹上のチョウを上から狙えるようにした点です。目線より上にいるチョウを真上から撮ると、不思議な感じで面白いです。
※変換ネジ等の情報は本記事最下部参照
メスアカミドリシジミ 2017.6.24 檜原村
■主な遠征
今年は初夏に広島&岡山遠征し、ヒロオビミドリシジミに会うことができました。時期がやや早すぎて、ウスイロヒョウモンモドキは育成個体にしか会えませんでしたので、またいつか時期を変えて再訪したいと思います。夏には霧ヶ峰を再訪、ようやくアサマシジミに会えました。また、磐梯山麓遠征では多くのゼフィルスを初見でき、感激でした。夏休みは北海道遠征をし、アカマダラやコヒオドシに会うことができました。
※主な初見・初撮影種
ヤマキチョウ(初撮影)、ヒロオビミドリシジミ(初見)、クロミドリシジミ(初見)、オオヒカゲ(初見)、アサマシジミ(初見)、コヒョウモンモドキ(初撮影)、ジョウザンミドリシジミ(初見)、エゾミドリシジミ(初撮影)、ウラジロミドリシジミ(初見)、エゾスジグロシロチョウ(初見)、コヒオドシ(初見)、アカマダラ(初見)
コヒョウモンモドキ 2017.7.17 霧が峰
オオヒカゲ 2017.7.2 栃木県芳賀郡
来シーズンの目標は、まずは今年目標未達のオナガシジミとツマジロウラジャノメ、あとは、地味なところでカラスシジミあたりでしょうか。キリシマミドリシジミとかクモマベニヒカゲ、オオゴマシジミも見に遠征できたらいいなと思っています。そうそう、子供の時採集できていて会えていないのはフタスジチョウ一種となっているので、フタスジチョウも狙って会いに行こうかと思っています。
■発生・活動開始時期の傾向
私は冬期に越冬中のチョウを探さないので、あくまでも飛んでいるチョウの話ですが、今年のチョウの初見は2/26[テングチョウ]でした。越冬チョウを除くと3/11のベニシジミが最早でした。今年は春先少し暖かかったですが、桜の時期に寒の戻りがあったので、4月以降はちょっと失速し、6月に平年並みに戻った印象です。
<越冬種を含む> cf. 2016
1.テングチョウ 2/26 cf. ムラサキシジミ 2/14
2.ベニシジミ 3/11 cf. キタキチョウ 2/14
3.ミヤマセセリ 3/12 cf. テングチョウ 3/5
4.シータテハ 3/18 cf. キタテハ 3/20
5.ルリタテハ 3/18 cf. ルリシジミ 3/26
6.コツバメ 3/20 cf. スジグロシロチョウ 3/26
7.キタテハ 3/25 cf. コツバメ 3/26
8.モンシロチョウ 3/25 cf. ヒオドシチョウ 3/26
9.スジグロシロチョウ 4/2 cf. モンシロチョウ 4/9
10.モンキチョウ 4/2 cf. ルリタテハ 4/9
<越冬種を除く初見日と東京のサクラの開花日>
2017年 ベニシジミ 3/11 サクラ 3/21 差-10日
2016年 ルリシジミ 3/26 サクラ 3/21 差 +5日
2015年 コツバメ 3/22 サクラ 3/23 差 -1日
2014年 ルリシジミ 4/5 サクラ 3/25 差+11日
2013年 モンシロチョウ 3/9 サクラ 3/16 差 -7日
2012年 モンシロチョウ 4/1 サクラ 3/31 差 -1日
■ご近所3大丘陵
【MF1】
今年はミズイロオナガシジミにここで初めて会えたのが収穫です。いるのは間違いないと思っていたのですが、なかなか会えませんでしたので見つけた時はうれしかったです。チャバネセセリには今年も会えず。。。
ミズイロオナガシジミ 2017.6.4 東京都 MF1
【MF2】
オオムラサキとゴマダラチョウには今年も会えず、アカボシゴマダラが大量発生状態で、ちょっと心配です。
【MF3】
今年もほとんど行けなかったのですが、ミヤマセセリの最早撮影記録を3/12に更新できました。
最後まで読んでいただきありがとうございます。
関連ブログ:
下見してたらカモシカが、、、 2/26
新鮮ベニシジミ早くも発生! 3/11
ミヤマセセリ発生! 3/12
檜原ブームは続く 3/18
コツバメ飛翔! 3/20
モンシロチョウ初見 3/25
寒の戻りから再スタート? 4/2
新潟遠征不発&マイフィールド散策 4/16
檜原散策(その4) 4/23
GW1:ギンイチ出ました 4/29
GW2:コチャバネまだでした 5/1
GW3:え?ミヤマカラスアゲハ? 5/2
GW4:アオバセセリより人が多い^^; 5/3
GW5:山梨はまだちょぴり寒かった 5/4
GW6:止まらない子(蝶)たち 5/7
コジャノメ発生 5/14
山梨遠征:まだちょっとフライングだったか? 5/21
ゼフはまだでしたー。 5/27
ゼフィルスシーズンスタート 6/4
岡山&広島遠征 6/11
ミドリシジミ観察 6/12
早起きのゼフィルス観察 6/17
檜原散策(その5) 6/24
ひさびさ栃木遠征 7/2
富士山麓を散策&おまけ 7/8
信州遠征:霧ヶ峰 7/17
福島遠征:磐梯山麓 7/22
山梨遠征:富士山麓-3 7/29
都民の森-2 8/6
北海道遠征2017(1/3) 8/14-15
北海道遠征2017(2/3) 8/15
北海道遠征2017(3/3) 8/16
山梨遠征:富士山麓-4 8/21
山梨&奥多摩遠征 8/26,9/9
久々狭山丘陵 9/24
秋のチョウ散歩三連発 10/1,8,9
晩秋のチョウ散歩 11/5,11,25
小笠原保全講演会 12/9
企画展:チョウが消えていく 12/16
各年の総括:
2021年総括、 2020年総括、 2019年総括、 2018年総括、2016年総括、
2015年総括、 2014年総括、2013年総括、 2012年総括
■ おまけ:長竿撮影について
まず、長竿は釣り用具の玉網を使います。5m以上を選ぶのが良いと思います。で、玉網のネジを捕中網のネジに変換します。これには、昆虫文献六本脚の通販を活用し、ジョイント「E金具」を使います。昆虫文献六本脚で、この捕中網のネジをカメラのネジに変換します。これには、「5/16JIS→1/4カメラ」という変換ネジを使います。私はTOMOCA ONLINE SHOPにて購入しました。TOMOCA ONLINE SHOPマイクスタンドのアクセサリーにあります。あとは、自由雲台があると角度が変えられるので便利です。これで、カメラが玉網の竿の先端に付けられるようになります。あとは、インターバルタイマーの設定を5秒程度にして、チョウの上側にそーっとカメラをかざせばOK。ピントは自動にして、極力広い範囲でピントが合うモードにしておけば、運が良ければ、いい感じで写せます。Let's Try !
ネジ類玉網に順につけたところ
<追記:撮影風景@2018>
ハヤシミドリシジミ撮影中 2018.7.8 磐梯山麓
→ 関連ブログ:福島遠征2018
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