■2014.8.23 山梨県
この時期良く行く奥多摩からさらに足を伸ばして甲州市の高原エリアに行ってきました。狙いはキベリタテハです。ここ2年ほど続いた猛暑でチョウが激減しているとの噂を聞いていたのですが、着いてみて猛暑以外にも理由があることがわかりました。林道の道が立派に舗装されていて、アスファルトのにおいがしそうなほど輝いていたのです。奥多摩の林道でも新規に舗装したアスファルトエリアにはほとんどチョウはいなかった(アスファルトエリアの前後ではスミナガシとかキベリタテハ、クジャクチョウがみられたにもかかわらず)ので、たぶん大きな間違いではないと思います。とはいうものの、少し奥に入るとニホンジカやテンが見られましたので、自然はたっぷり残っています。ポイントさえ間違えなければ、それなりにチョウは観察できるはずです。
と、気を取り直して草原を探しますが、鹿に食べられてしまったのか、草原っぽいエリアはあるにはあるのですが、少し前に行った河口湖町や榛名湖町に比べると花が極端に少ないです。むむむという感じで、放浪すること数十分。ようやく見つけた沢の花場には、イチモンジセセリが沢山いました。
まずは、ここかな、、、と、そこでしばらく待っているとようやく高原のチョウが来てくれました。
ヒメキマダラヒカゲ 擦れ擦れですが、今年初見なので掲載(2年ぶりの再会)
林道沿いで木に覆われて少し暗いエリアの花を注意深く観察すると、いました、人気のアオバセセリとほぼ同じプロモーションにもかかわらず、色が地味で日陰にいるため人気が今一つのこの子
キバネセセリ 今年初見(2年ぶりの再会)
その後、周辺を広く散策するも、冒頭のべたようにチョウがいそうな草原を見つけられません。仕方ないので、車で大きく移動することに。周辺を見ながら走っていくと、カラスアゲハやヒメキマダラヒカゲはそこそこ飛んでいます。で、チョウがいそうな雰囲気プンプンエリアを発見。車を止めて待つことにしました。すると、コミスジに続いて出てきてくれたのが、
アサギマダラ(今年初撮影) 左翅が羽化不全でしたが、飛ぶのに支障はないようでした。
曇って気温が下がってきたので、これでそのまま山を下りて帰ろうかと思ったら急に晴れてきたので、途中気になったけどなにもいなかった林縁エリアと岩場エリアに引き返すことにしました。
林縁と言えばゼフ。季節はずれなのでいてもミヤマカラスシジミくらいかなーと思って近づくと、出てきてくれたのが、人生初見のこの子のメス
メスアカミドリシジミのメス(人生初見)
気を良くして、タテハが好きそうな濡れた岩場に移動。遠くからもいい感じでタテハが飛んでいるのが見えます。でもオレンジっぽいなーと思って車を止めて近づくと。。。
エルタテハ
ここにはアカタテハもいて、なんとなくキベリタテハも出てきそうな雰囲気だったのですが、30分ほど待って、出てこなかった&また曇ってしまったので、あきらめて帰宅です。
というわけで、舗装エリア区間で見たのはキバネセセリくらい。あとは、少し道から引っ込んだところで観察したものです。もう少し歩き慣れると、よいポイントを見つけられるかもしれませんね。
次回のタテハ狙いは9月中~下旬を予定。ここを再訪するか、いつもの奥多摩にするか、新たなエリアにトライするか悩ましいです。が、その前に、ヒメシロチョウやミヤマシジミ、ツマグロキチョウなどにもトライしておかないとなーと思っています。
おまけ
オオチャバネセセリの交尾(片方の頭が欠けてしまった。。。)
ムラサキエダシャク
ニホンジカ
今日も最後まで読んでいただきありがとうございました。
前回の蝶日記:【蝶日記】群馬遠征:8/13
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