ヤマトスジグロシロチョウは、その外見ではスジグロシロチョウと見分けるのは非常に困難です。鱗粉を顕微鏡で見ると分かるのですが、そのためには採集する必要があるため、確信を得るにはなかなかハードルの高い種です。私は通常、あまり考えずにスジグロシロチョウとして、記録していますが、山深いエリアでは、正直どっちか分からないので、ヤマトスジグロシロチョウが混ざっている可能性があります。ただ、絶対見分けがつかないかと言われるとそうでもなくて、夏型の♂であれば、表前翅外中央の黒班の大きさで区別がつきます。なので、開翅して静止している個体があれば、写真を撮っておくとあとで区別ができる可能性が高まります。先日ある方から、オスは匂いが違うと教わりました。スジグロシロチョウはレモングラス、ヤマト・・・はミカンポイ匂いだそうです。が、この場合も捕まえてみないとわかりませんね。。。
★人生初見:2012年8月
2024.4.29 東京都
こぶりだったのでもしやと思い撮っておきました。翅のつけねの感じからヤマトと判定
2023.6.25 青森県
2022.5.22 長野県
2021.4.30 東京都
東京都内で初遭遇。奥多摩ですが。。。
2020.8.29 長野県
ちょっと同定に自信がないですがおそらくヤマトだと思います。
2020.6.20 山梨県
小ぶりなスジグロシロチョウは、ヤマトのことがあるので少ししっかり撮るように気をつけています。なかなか同定は気を使います。
2018.5.20 長野県
例によって「蝶鳥ウォッチング」を参考に同定しました。
下は、典型的な夏型の♂です。上記「表前翅外中央の黒班」が、小型円で上下の翅脈に接していないのがポイントです。
2012.8.11 山梨県(同一個体)★人生初見(92種目)
年4-5回発生(4月~)越冬は蛹
食草はアブラナ科のヤマハタザオ、イワハタザオ、ミヤマハタザオなど
[蝶96、シロチョウ8]
・前回のチョウ紹介は:ウラギンスジヒョウモン
・前回のシロチョウ紹介は:スジボソヤマキチョウ
・激似:エゾスジグロシロチョウ
・初見の時の様子は:道の駅どうし 2012/8/11
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おまけ写真
2019.5.18 長野県
2020.6.20 山梨県
2018.5.20 長野県
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