Malandro’s website

AD'07年9月に廃止になったgooのホームページがWeblogとして復活。昔と同様、HPのつもりで利用してみました。

大人のオモチャ

2023-05-22 21:40:42 | 記録
 間もなく新年度*。新卒者誰しも就職すれば先ずは家族にも世の中にも役に立てる、自身の視野も広がろう
との期待に満ちていよう。そしてもう一つの楽しみはやはり親にも誰にも遠慮なく好きな買い物が出来るこ
とではないか。自分も今にして思えば欲しかった物を随分と買ったもので、オーディオ、カメラ、車と次々
と欲求を満たし、今にして無駄に過ぎたと感じるものも多々あるが多くは懐かしい。
                              (*3月記、以後写真追加等で日付更新)
 先ず最初はオーディオ。全て揃ったソニーのシスコン(インテグレート100)とオープンテープデッキ(TC
6250)。その後テープはカセット(アカイGXC-710D)にしてオープンは廃棄(オープンは途中で仕舞えない)。
 更にその後はシスコンからバラコン(パイオニアSA8800Ⅱ、CS-T80、ソニーPS-X6など)に買い替え、
カセットにローディー1100MBを追加したのが"我が最高のオーディオ"。平成に入ってからは専らWラジカ
セが主となり、その後バラコンはミニコンに買い替えた。PCや周辺機器の増大で必然の推移か。
 安価なシスコンでも狭い室内では十分良い音だった。クリスタルカートリッジとサファイア針の針圧の
方が埃音も小さく、当時のカタログf特追及が重要でなかったことはデジタル化が明かした。結果的に高価
なオモチャだったが一時代を楽しめた。今後は聴く環境に合わせたダイナミックレンジ調整機能を欲しい
と思うのだが、最近"loudness"ボタンさえ無くなったのは疑問。

 シスコンの次の購入は一眼レフカメラ(強制的に付いて来る50mmに28mmと105mmを同時購入)。これ
は随分と使い、その後レンズも増えていったたが十分償却したと感じる。特に一眼レフ用に開発された超広
角レンズは、自分からの距離感とフィルム(平面)からの距離感との相違が顕著になり過ぎて生活記録として
の実用性は無いが、光学理論に気付かせてくれたので立派な"大人のオモチャ"。(関連記事:"The camera
enthusiast")
 更にその後、ストロボに1/250秒同調、TTL調光可(接写には必要)のカメラに買い替え、生涯使い続けるつ
もりだったが、デジタルカメラの高度化と共にフィルム種類が減少、現像も不可能(外式)となり、これは償却
仕切っていない不満は残る。一方デジタル一眼の進歩は著しかったのだが電子部品が壊れ易く(しかも突然に)、
やたらバージョン変更で買い替えを図るPCや周辺機器と併せて将来が不安。デジカメの耐久性の低さから、
一層"無駄遣い"のようになって行くのは時代の流れか(PSや周辺機器は更に短命)。
 
 そしてカメラの次は車。一寸誤れば人を殺傷することもある危険なオモチャ。最初は中古で1年間に2万Km、
2年目は1万Km走行。その後は11~12年間でも6万Km前後。最後のvitzは11年間で僅か31,000Km。車はオ
イルショックや排ガス規制を経ても品質、耐久性とも向上し続け、10年超でも乗り続けることは可能になっ
たが、10年も経てば更に確実に向上しているので、やはり10年は買い替えの目安になろう。
 燃費が最も良かった印象はスカイラインTi。高速道はもとより一般道走行でも3か月間の平均15Km/L超の
記録もある。ただし最終減速比が3.57と小さく(それまでの車は4.11)、クラッチもひ弱なため発進はかった
るく(実用に支障はない)、ボディの剛性も低く、125Km/Hを超えるとリア(ドア)ミラーが振動する(ウッカ
リ速度違反を防げる点で有効!)。最も悪かったのは最重量級でオートマのクレスタだろうが、他車も日常
走行は通常8Km/L程度だった。ただ遠乗り高速では10Km/Lを越えたがクレスタでは無理だったよう。vitzは
チョイ乗りばかりでも殆ど常に10Km/Lを超え、非力だがパワートレインの進歩か動きは車名の通り"賢くキ
ビキビ“、日常の足としていつまでも残したかった。但しこれまで乗った車では唯一ジャッキがひ弱で傾斜の
ある地面でのジャッキアップが困難だった。自社製品には自ら乗り、確認されていると信じるあの豊田章男社
長さんも流石にジャッキまでは試用確認されなかったよう(知ったら内心激怒?)(※)。なお、車購入時には値引
き交渉を終えた後にサンバイザーとチェーンを要求すると大抵無料で付けてくれた。但し金属チェーンは積雪
路以外は振動が大で、凍結路や乾燥路も走る積りならゴムチェーンが不可欠。(※ディーラーにジャッキが使え
ないことを伝えると直ぐに下取り車の中古品をvitzに使えることを確認した上で届けてくれたのは流石)。
 家族旅行等に最も使ったブル510、広いが軽快で片道850~1,000Kmを何回か一気に走り、雪国で4冬"越冬"し
たスカイラインTi、そして長さ4m未満、排気量1000cc未満のヴィッツが懐かしい(軽快な車が運転は楽しいもの)。
なお写真のもう1台のブル510(No.8484。sss)は従弟の車。買い替えた後のN0.は丁度"1000"だった。”有料選択制”
になる前の方が覚えやすいNo.に当たることが多かった印象。

・写真のチョロQは何故か初台のコンビニで売る缶コーヒーに付いていたもの。その他ディーラーから貰った
 実車と同じ形のものも全て無料だった(子供のオモチャ。みんな子供らにあげた)。
・独・メルクリンの鉄道模型は小さくなっても交流。モーターのブラシはメンテ不要か気になるところ。電気
 器具は危険と触らせず、結局は親のオモチャ。場所を取るので買うよりもレイルランドなどに行けばよい。
・ラジコン・ヘリはホバリングは出来なかった。ジョイスティックがあっても自動制御でなければ4翼ドローン
 でも多分無理。しかし近年目にするオモチャのドローンはみな回転翼周を輪で囲ってあるので子供にも安心。
・笛・・・"年寄りの 手習い楽器は喘息音"、音楽は聴くだけに限る!(関連記事:"Diverting hobbies")
・PCはIT技術と共に着実に進歩したが、機械的にも機能的にも寿命が短すぎる。Win8はキーボードが壊れ
 スクリーンキーボードを使用(写真)。10は高価なスキャナーがもう2台とも使えない。XPまでが良かった。
 なお携帯電話は立派な実用品だった。ブレ補正機能付内臓カメラは夜間のチョロスナも可能にしたが消滅。
 スマホは更に多機能になった分立ち上がり遅く、非常時の緊急連絡や撮影にはもう使えなさそう。
・ジーナ(Dina)とアライグマ:これは"子供のオモチャ"。故障しないし齢も取らない。大人の男が抱くなら
 人目のない所が良さそう。


[メモ]
・ミュージックテープと写真フィルム:もう使われなくなったが、以下は色々と使った印象。
      カセットテープでは西独BASFのクロムテープは表面が発錆して凹凸が出来、動かなくなる欠
      陥品。押圧を下げれば動くがクロムは元々研磨剤、音も良くなく破棄した。クロムとかメタル
      テープは不要だった。(ノーマル、例えばTDKのADだけで良かった)
      写真フィルムは、モノクロISO400ならネオパンSSS(指定は200)、100ならプラスXだけで
      良かった。ネガカラーは夫々の好みがあろうが、ポジはコダクロームが最も自然な発色(ハイス
      ピードはダメ)。ファッションショーのような人工照明下の舞台はハイスピードエクタBの発色
      が見事だった。
・フィルム現像:現像液に不純物を混ぜず現像時間も一定にするべく希釈高温現像を採用した。4倍に薄め
      て使い捨て、20℃のところを24℃、時間は10分を12分だったか、ネオパンSSSはASA400で
      撮影、他のフィルも良好に仕上がった。現像液は冷蔵庫に入れないと劣化して大切なフィルム
      を台無しにするし、DP店で現像しても差がないと知り、現像は止めた。
・車の燃費:最初の1,000Km摺合せ(慣らし)走行燃費
     ローレルGL 1,800、4速MT:8.86Km/l。 スカイラインTI 1,800、5速MT:1O.68Km/L。
     クレスタ  2,000、AT:8.74Km/L。   ヴィッツ  1,000、AT:14.16Km/L。
・地上最低高:167mmあれば十分と思っていたがホイールベースに依る。スカTiまでは阿賀野川や錦川の
       河原にも行けたがローレルとクレスタでは無理だったろう。
・ローレル:試乗したパワステは軽過ぎ、鋭敏過ぎ、かつ、傾斜ある道路では不安定。ノンパワのステホは
      右一杯から左一杯まで4.1回転で忙し過ぎ(3.5回転くらいが最良?)。交通量が多い轍でもやはり
      不安定だったのは唯一のバイアスタイヤだった為か。
・ヴィッツ:メンテフリーを目指すのは良いことだが液温計まで省き、警告灯のみにしたのは疑問。排ガス
      規制後サーモスタットの設定温度はやや上がった(79→82℃?)。過冷却は運転には支障ないが、
      排ガス上などで交換要するなら取説に明記するべきでは?車の構造、ひいては安全運転にさえ
      関心ない人にまで売ろうとしているみたい(カメラなら「私にも写せます」(扇千景さん?)で良い
      のだが)。
・外車:GMオパラ(2.5L)、FORDコルセルⅡ(1.6L)とも扱い易く運転は楽しめたのだが、事務所のオパラは乗
      る人なく整備不良、遠出先でラジエターから水漏れ、補充しながら帰還。また、青い煙を上げて
      エンスト(これは幸い事務所近く。シリンダーブロックのガスケット交換)。中古購入フォード
      は事故車だったのか前輪サスから屡〃異音が生じて調整要した(無料だった)。またエンジンの調
      子が屡〃悪くなり、自宅から約50Km離れた牧場ばかりの郊外で遂にエンストしたことがあった。
      この時は警官が来てボンネットを開け、始動しろと言い、吸入孔を掌で覆っては離すと始動し、辛
      うじて帰宅出来た。ガソリンの質が悪いためにキャブが詰まるのだった。日本の2倍以上の大きな
      FOフィルターを、真っ黒になる前に交換すると二度と起らなかった。しかし最後はボンネットから
      排気ガスが室内に漏れる危険な状態になった。海外在住期間、自分はともかく家族も無事だったこ
      とが今は奇跡的な幸運だったよう(I count our blessings nowadays.)。
・車庫証明:車の所有に保管場所が必須になったのは当然ではあったが、当初は団地の管理者等の許可があっても
      正規の駐車スペースでなければ車庫証明は出なかったので、十分な敷地に住む人の名義にするより仕
      方なく、主な使用場所は神戸とか東京と書いて約300㎞も離れた浜松で登録した。
      やがて管理人の許可があれば駐車場所として適切かどうか警察が確認して車庫証明が薄給されるように
      なり漸く自分名義になった。
      その後、転居後にまた置き場がなく、近くの貸し駐車場を借りたのだが「500m以上離れた場所は認めら
      れない」と受付を拒否された。「実際に置いているのにそんな内規がおかしいのではないか」と一応意義
      申し立てると、聴いていた上司らしい人が出てきて「実際に置いているかどうか確認する」と申請書を預
      かるよう係に言い、実際に置いているので当然無事登録出来た。
      警察も、何年かかかったが実態に合わせた法令制度の運用をするようになった。窓口が杓子定規に撥ねよ
      うとするのは仕方なく、そんな内規通達を出した中央組織(?)が軽率の一例。
      なお、登録事務所は転居届さえ出せば新住所に自動車税納付用紙は送ってくれるので、登録変更出来なく
      ても既に保有している場合は支障は無かったが、新規購入の場合は無理だったか。
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