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なかなか勝てない馬がいる。今日もその馬が走る。
がんばれ、と声が出る。
まなざしは、ゴールの先を見つめている。

イレーナ・センドラー ホロコーストの子ども達の母

2022年04月17日 13時01分46秒 | 読書・文学


平井美帆/著

二〇〇八年五月十二日。やさしい目をしたひとりのポーランド人女性が九八歳で亡くなりました。その人の名前は、イレーナ・センドラー。第二次世界大戦中、ドイツ軍に占領されていたポーランドで、ゲットー(ユダヤ人居住区)から、二千五百人のユダヤ人の子どもたちを救った女性です。当時、ホロコースト(ユダヤ人大虐殺)が行われていたポーランドでは、ユダヤ人を助けることは死刑に値する罪でした。それでも、イレーナは自分の命の危険をかえりみず、ひとりでも多くの子どもを救おうと活動を続けました。どんな状況におかれても、決してあきらめず、二千五百人もの子どもたちの命を救ったイレーナ―。その勇敢な人生をのぞいてみましょう。

第1章 第二次世界大戦とユダヤ人(貧しい患者を助けたお父さん
ポーランドのユダヤ人
ドイツ軍のポーランド侵攻
閉じ込められたユダヤ人
ホロコースト)
第2章 ゲットーからの救出(泣いている時間はない
助ける勇気
命がけの脱出作戦
家族の再会のために)
第3章 闘いは続く(捕まったイレーナ
ドイツの降伏
舞台『ビンの中の命』
ひとりの勇気は世界を変える)

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